2008年6月6日 本日の為替戦略
本日は金曜日週末と米雇用統計が主テーマとなるが、雇用統計は昨日の米非農業部門雇用者数が良く、思惑は雇用改善となっている。しかし、他の雇用関連の指標は強弱が混在し、どちらでも動けるように対応しなければならず、積極的な取引は手控えられることになりそうである。
ECBが次回理事会7月3日に利下げをする可能性が高く、いままでのドル買い戻しの流れが変わるのか、本日の米雇用統計を見てから、判断する市場参加者が増えている。
本日の経済指標・その他では、なんといっても米雇用統計がメインイベントで非常に重要である。最近の雇用関連の経済指標も強弱が混在し、事前に思惑で動き難い展開に、出たとこ勝負にならざるをえないが、現状の非農業部門雇用者数-5~-6万人程度は織り込み済みで、-10万超にならないと積極的なドル売りも難しい。
●ドル円
ドル円は、106円台を達成したことで、どこまでドル買いが続くのかを試す動きが予想されるが、ドルが全体的に弱い流れに、クロスでの円売り主導の円売りと言っても、ドル円単体での上昇力も限界があり、狭いレンジ相場に陥りやすい。逆にこれ以上ドル売りが加速するとドル円も売りに変わり安く、また、主要国でドル買い戻しが入ると、これもまた、クロスでの円買いになり、ドル円の買い圧力も相殺される。
ドル円の4時間チャートは、上昇トレンドに入り105.50~106.50円のレンジに入っている。上値のポイントは、106.43円、107.01円、108.95円。下値のポイントは、105.70円、105.45円、105.26円、104.85円、104.53円。RSIは54と50を超えているが横ばい、トレンドモメンタムは買いを継続。1時間チャートは、105.50円から買いが進み、106円を超え105.50~106.50円のレンジに入り、RSIは67と弱い下降ラインに入り、トレンドモメンタムは売りになっている。Dailyチャートは、102.25~106円レンジの上限を抜け買いになり、RSIは55と50を超え横ばいとなり、トレンドモメンタムも買いを継続している。トータルの判断は、105.50~106.50円のレンジから、上値を試すことを予想。
●ユーロドル
ユーロドルは、前回1.56台を達成して急落、この水準はあまり良い印象が無い。ECBの利上げ観測が、欧米との金利差縮小に結びつき、ユーロ買いの流れが継続しやすいが、今日は金曜日、ポジション調整の日でもあり、こちらもレンジ相場に入り安い。
ユーロドルの4時間チャートは、下降トレンド→レンジ→上値トライとなっている。上値のポイントは、1.5616、1.5628~34、1.5663、1.5787。下値のポイントは、1.5492、1.5461、1.5407、1.5359~64。RSIは53と50を上回り上昇ラインに入り、トレンドモメンタムは買いに変化。1時間チャートは、1.54以下を底固めし上昇、RSIは69と上昇ラインとなり、トレンドモメンタムは買いを継続している。Dailyチャートは、1.5340~1.5863のレンジに入り、RSIは54と弱いながら上昇ラインが続き、トレンドモメンタムは売りになっている。トータルの判断は、1.56台を維持できるかで、1.5492~1.5663のレンジから、上昇を予想。
●ポンド円
ポンド円は、クロスの円売りの流れに上昇が続いている。安定すれば金利差を狙ったキャリートレードが拡大しやすく、一部の報道では、可能性は低いと思われるが、BOEがインフレ抑制から自国通貨高を示唆する可能性も指摘されるなど、ポンド買いの材料も残る。それも、米雇用統計を見てからのことになりそうで、引き続き上昇トレンドが続いている。
ポンド円の4時間チャートは、207円を超え買いが続いている。上値のポイントは、207.80円、208.11円、209.35円、209.53円。下値のポイントは、207.09円、206.40~57円、206.02円。RSIは44と50を割込み横ばいで、トレンドモメンタムは買いに変化。1時間チャートは、207円を超え上昇が続き、RSIは76と横ばいで、トレンドモメンタムは買いを継続している。Dailyチャートは、広くは200~210円、狭くは203~209円で取引が続き、RSIは51と50を中心に横ばいで、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、買いで208.11円がターゲット。209.35円を超えたら長い上昇トレンドが確認できるが、それまでは高値圏での取引には注意が必要。
●本日の経済指標・その他
19:00 独 4月 鉱工業生産=前月比予想0.3% 前回-0.5%
20:00 カナダ 5月 失業率=予想6.1% 前回6.1%、雇用ネット変化=予想0.85万件 前回1.92万件
21:30 米 5月 雇用統計: 非農業部門雇用者数=予想-5.5万人 前回-2.0万人、失業率=予想5.1% 前回5.0%、時間当たり賃金=予想0.2% 前回0.1%、週間労働時間=予想33.7時間 前回33.7時間
23:00 米 4月 卸売在庫=予想0.3% 前回-0.1%
4:00 米 4月 消費者信用残高=予想70億ドル 前回152.9億ドル
0:15 米 エバンズ・シカゴ連銀総裁挨拶、「支払詐欺」に関するセミナー
1:30 米 ブラード・セントルイス連銀総裁が講演、「現在の住宅市場における試練と好機」