FX検定公認テキスト「外国為替FX投資の黄金律」 → 詳しくはこちら

2008年6月16日 本日の為替戦略

大阪G8に過大な期待感を持っていた市場参加者も少ないと思われていたが、もし、ドル安是正が声明に盛られたら・・・・、このリスクが意識され、これが要因の一つとなり先週後半にドル買い強まっていた。


G8の結果では、インフレへの懸念で一致したものの具体的な協調政策の提示はなく、為替に関する言及は盛り込まれなかった。その反動に週初はドル売りに動きやすいが、押し目でのドル買いの流れは当面変わりそうに無い。また、G8の参加者が自国に帰り、どのような発言をするのか、いつもながらこれも為替変動要因となっている。


本日の経済指標・その他では、スイスの小売売上高は18日のスイス中銀の政策金利で、0.25%の利上げ観測も残り、数字によってはスイス相場が大きく動く可能性が強い。ユーロの消費者物価指数は、前回より上昇することが予想されており、米NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、住宅建設業者指数(NAHB)が注目される。また、バーナンキFRB議長の上院財政委員会の会合で講演が予定されているが、テーマはヘルスケア改革の課題で、あまり注目されていない。


●ドル円
ドル円は、旺盛な海外金融機関や投資家の資金調達に、主要国では利上げ観測が浮上するなど、国内の個人・機関投資家の外債投資など、円にとってはマイナス材料が多い。107円台近辺を底値に108円台まで上昇したとことで、2月14日の高値108.62円が直前に迫り、この水準を巡り利食いの売りと、押し目買いの攻防が予想される。


ドル円の4時間チャートは、上昇トレンドが続き、ラインの上限近くで推移している。上値のポイントは、108.43円、108.63円、109.91円。下値のポイントは、107.75円、107.68円、107.25円。RSIは69とピークの80から弱含みで推移し、トレンドモメンタムは買いを継続している。1時間チャートは、108円をクリアし上昇トレンドが続き、RSIは57とやや弱く、トレンドモメンタムは売り買いのサインが交錯しながら、売りになっている。Dailyチャートは、106円を底値に上昇トレンドが続き、RSIは65と上昇ラインが続き、トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、買いで、107.68円~108.63円のレンジ入りやすい。


●ユーロドル
ユーロドルは、アイルランド国民投票でEU新条約「リスボン条約」の批准が否決され、1.5300~1.5850の550ポイント・レンジの下限を試し、5月8日の1.5285を直前に控え、ユーロ売りの流れが続きそうである。G8でドル安是正が明文化されなかったことで、一時的なユーロ買いの可能性も残るが、主要国でのドル買いの流れに、ユーロ売りが続きそうである。


ユーロドルの4時間チャートは、1.5340を一時割込み、下降トレンドが続いている。上値のポイントは、1.5410、15478、1.5509、1.5586。下値のポイントは、1.5303、1.5183、1.4934。RSIは33と19からは上昇しているが引き続き下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続している。1時間チャートは、1.53を底値に下降トレンドが続き、RSIは43と50を割込み、トレンドモメンタムは売りを継続。Dailyチャートは、1.5340~1.5863のレンジ下限を一時割込み、下値とトライが続き、RSIは47と50を割込み横ばいで、トレンドモメンタムは売りを継続。トータルの判断は、売りで、1.5183~1.5478のレンジに入り、戻り売り。


●ポンド円
ポンド円は、209円台をようやくクリアし210円台まで上昇、クロスで円売りの流れが続き、一円幅で徐々に底値を切上げ、買いの流れが続きそうである。ただ、ポンドドルが上値を切り下げ、下限の1.94を終値で割り込むとポンド円も売りに変化しやすくなる。


ポンド円の4時間チャートは、210円を超え上昇トレンドが再開されている。上値のポイントは、211.75円、213.71円。下値のポイントは、210.48円、210.00円、209.45円、208.82円。RSIは58で50~70のレンジに入り、トレンドモメンタムは売りがリジェクトされ買いに変化している。1時間チャートは、210円を超え底固めし、210円~211円のレンジに入り、RSIは58と横ばいで、トレンドモメンタムは買いを継続。Dailyチャートは、Dailyチャートは、209~211円のレンジで取引が続き、RSIは58と横ばいが続き、トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、買い。


●本日の経済指標・その他
英 イングランド銀行(BOE)=四半期報告書
7:45 NZ 第1四半期 製造業売上高=前期比予想 前回9.7%
16:15 スイス 4月 小売売上高=前年比予想4.1% 前回9.7%
18:00 ユーロ 5月 消費者物価指数(CPI)・改定値=前月比予想0.6% 前回0.3%、前年比予想3.6% 前回3.3%、コア前月比=予想0.3% 前回0.2%、前年比予想2.5% 前回2.4%
21:30 米 6月 NY連銀製造業景気指数=予想-2.2 前回 -3.2
22:00 米 4月 対米証券投資=予想 前回482億ドル
2:00 米 6月 住宅建設業者指数(NAHB)=予想19 前回19
23:00 米 バーナンキ米FRB議長が上院財政委員会の会合で ヘルスケア改革の課題について講演
1:00 米 ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁が経済見通しについて講演 (サウスカロライナ州スパータンバーグ)