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2008年6月14日 13日の海外為替市場

日経平均株価=13973.79(85.19 0.61%)、NYダウ=12307.35(165.77 1.37%)、独DAX=6765.32(50.80 0.76%)、英FTSE=5802.80(12.30 0.21%)、金=873.10(1.10 0.13%)、原油=134.86(-1.88 1.37%)。


アジア市場は、スティーブンス豪中銀総裁は、国内需要は利上げにより鈍化しているが、交易条件の改善を考えると、引き続き引き締め型の金融政策が不可欠→ 金利引締め継続を示唆AUD買いが強まり、AUDUSD=0.9381→一時0.9410まで上昇→0.9334まで下落→0.9401まで上昇(米国市場)。


日銀は予想通り政策金利の据え置きを決定、白川日銀総裁は、景気は下振れリスク、物価は上振触れリスクを意識→ 円売りの流れが強まり、G8でドル安けん制の思惑も流れ、ドルは堅調に推移。


欧州市場は、アイルランド国民投票は、反対が53.4%、賛成が46.6%でEU新条約「リスボン条約」の批准を否決→ EUR売りが強まり、EURUSD=1.5393→一時1.5303まで下落。欧州政府高官が承認に向けた更なる策を模索する動きに、ユーロ売りもやや弱まる。


米国市場は、米消費者物価指数は、前月比0.6%(予想0.5% 前回0.2%)、コア前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、と予想をやや上回り、ドル買いの流れが続いた。しかし、米ミシガン大消費者信頼感指数は、56.7(予想59.5 前回59.8)と28年来の低水準に、ドル売りの流れに変化。


●ドル円
アジア市場のドル円は107.95円で取引が始まり、108円台の実需筋の売り超えられず、107.65円まで下落、107.65~85円の狭いレンジから、日銀の政策金利据え置き+白川日銀総裁の発言を契機にドル買いが強まり108円台を超え、108.09円まで続伸となった。欧州市場はウワサされていた日・欧・米の強調利下げ観測が払拭され、ドル買いが続き、主要通貨でドル買いが広まると108.43円まで上昇、した。注目の米消費者物価指数はやや強く、堅調な米株価にも、108.40~60円のテクニカルポイントを超えられず、材料出つくしの利食いのドル売りから、108.04円まで下落した。ファンド筋の買いに108.25円まで上昇したが、予想を下回る米ミシガン大消費者信頼感指数にドル売りが始まり、107.88円まで続落となった。107円台のドル買い需要は強く、クロスで円売りの流れに変わると108.23円まで上昇、108.19円で取引を終了した。


●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5438で取引が始まり、早朝の1.5485を高値に、1.5422~65の狭いレンジで取引が続いたが、アイルランド国民投票を懸念したユーロ売りに上値は重く、ベルギー・インブベ社のバドワイザー買収提案を材料にユーロ売りが続き、1.5402まで続落となった。欧州市場は1.5411で取引が始まり、予想通の独消費者物価指数に反応は鈍く、予想を上回るユーロ雇用コストいユーロ買いは弱く、逆に、アイルランド国民投票でリスボン条約批准が否定されると、ユーロ売りが加速、6月5日の安値1.5365を下回り1.5350を割込み、1.5320まで下落、ストップロスの売りに1.5303まで続落となった。1.5300のオプション勢の買い+投機筋の利食いの買い戻しに底堅く、欧州政府高官が承認に向けた更なる策を模索する動きに1.5300~1.5350のレンジから、ロンドンフィキシングにユーロ買いが強まり、1.5388まで上昇、1.5350~1.5395のレンジで取引が続き、1.5382で取引を終了した。


●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は166.67円で取引が始まり、早朝の166.93円を高値に、167円超えのストップロストライ失敗、逆に、アイルランド国民投票でリスボン条約批准が否定懸念に、166.27円まで徐々に上値を切り下げ、166.30~55円のレンジ相場が続いた。欧州市場はアイルランド国民投票でリスボン条約批准が否定され、165.76円まで下落、ECBフィキシング後に一時166.15円まで値を戻したが、クロスでユーロお戻り売りが続き、165.65円まで続落した。ロンドンフィキシングの買いに166円台を回復、ユーロドルの買い戻しが強まると、ポジション調整の買いに徐々に底値を切上げ、終盤にかけては166.48円まで値を戻し、166.40円で取引を終了した。


●主な経済指標の結果
日本 日銀金融政策決定会合=政策金利0.5%の据置きを決定、予想通り
7:45 NZ 4月 小売売上高指数=前月比1.0%(前回-1.2%)、前年比4.1%、除く自動車=前月比-0.5%。
13:30 日本 4月 鉱工業生産・確報=前月比-0.2%(予想 前回-0.3%)、前年比1.9%(予想1.8% 前回1.8%)
15:00 日本 6月 金融経済月報・基本的見解 =景気の現状は、エネルギー・原材料価格高の影響などから、減速しているとの判断を維持。先行きも当面減速が続くものの、その後緩やかな成長経路をたどるとの予想を据え置。 前月と同様、海外経済や国際金融資本市場をめぐる不確実性、エネルギー・原材料価格高の影響などに、引き続き注意する必要があるとの但し書きも加えた。消費者物価指数(除く生鮮食品)についても経済全体の需給が概ねバランスした状態で推移するもとで、石油製品や食料品の価格上昇などから、プラスを続けていくとの見通しを変えていない。
15:00 独 5月 消費者物価(CPI)=前月比0.6%(予想0.6% 前回-0.2%、前年比3.0%(予想3.0% 前回2.4%)、HICP=前月比0.7%(予想0.6% 前回-0.3%)、前年比3.1%(予想3.0% 前回2.6%)
18:00 ユーロ 第1四半期 雇用コスト=3.3%(予想 前回2.9←2.7%)
21:30 カナダ 4月 製造業出荷=前月比2.0%(予想-0.4% 前回-1.7←-1.6%)
21:30 カナダ 第1四半期 労働生産率=前期比-0.3%(予想-0.2% 前回-0.7←-0.8%)
21:30 米 5月 消費者物価指数(CPI)=前月比0.6%(予想0.5% 前回0.2%)、前年比4.2%(予想3.9% 前回3.9%)、コア=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、前年比2.3%(予想2.3% 前回2.3%)
21:30 米 5月 実質所得=予想-0.4% 前回-0.5%
22:30 米 6月 ミシガン大消費者信頼感指数・速報値=56.7(予想59.5 前回59.8)、景気現況指数=予想68.7(前回73.3)、消費者期待指数=49.0(予想50.5 前回51.1)→ 28年来の低水準に一時ドル売りとなる。


●昨日の主な発言その他
米国・カナダ
◎米 → グリーンスパン前FRB議長=インフレを低水準で維持しようとするなら、FRBはマネーサプライと準備預金に対する圧力を強めなければならない。その結果に金利は上昇。金融市場の混乱は恐らく3月にピークに達したが、今後どの程度続くかを見極めるのは困難。「金融危機が終了したとすれば、米景気にとっての最悪期は終わったことになる。ばらくは難しい状況になり悪化することも改善することもあり得る。
◎米 → 米財務省のホーマー中国担当特使=17~18日の第4回米中戦略経済対話で、米国は人民元上昇が続くことを望んでいる。


欧州・英国
◎ユーロ → ゴンサレスパラモECB専務理事=ECBは7月利上げの可能性だけ指摘、市場に混乱はない。
◎ユーロ → ユンケル・ユーログループ議長=アイルランド国民投票の結果にユーロが売られているが、ユーロは過小評価されていない。
◎ユーロ → アイルランド国民投票=反対が53.4%、賛成が46.6%でEU新条約「リスボン条約」の批准を否決。
◎ユーロ → ウェーバー独連銀総裁=中期的物価安定へのリスクが相当ある。ECBは高度の用心(heightened alertness)」状態にある。ECBは動向を非常に注意深く見守っているだけでなく、行動する用意があると。 経済減速の可能性はあるものの、成長は年内に底打ちした後、上向くとの見通し。ユーロ圏経済はファンダメンタルズの点で依然健在。 独経済について、第1四半期の成長率が1.5%と強かったことを踏まえると、第2四半期に若干減速する可能性を排除しない。
◎ユーロ → タッカーBOE理事=クレジット市場混乱の影響について、需要ショックの緩和は一部にとどめ、インフレ目標の達成に引き続き焦点を置く考え。
◎ユーロ → ガルガナス・ギリシャ中銀総裁の後任指名のジョージ・プロボポラス氏=ユーロ圏のインフレは当面、高止まりする見通しで、物価安定に対するリスクは高まっている。
◎ユーロ → フランス中銀の第2四半期の成長率予想=前期比0.3%→0.2%に引き下げ。5月の業況指数は97(4月100←101)と低下。声明=国内外の市場で需要が減退したことにより、新規受注が若干減少した。今後数カ月の経済活動の見通しは、若干上向きを予想する。中銀によると、5月は小売業の活動が若干改善し、前年同月からはかなりの伸びを示した。
◎ユーロ → ラガルド仏財務相=このところのドル上昇には満足。ECBが景気減速リスクを考慮することに期待。


日本・その他
◎日本 → 白川日銀総裁=景気は下振れリスク、物価は上振触れリスクを意識。長期の実質金利が上昇しているとは必ずしも判断せず。為替はファンダメンタルズを反映すべき。為替はファンダメンタルズを反映すべき。世界的にインフレリスクが一段と高まっている。国内でも価格転嫁が徐々に広がっている
◎G8 → G8声明草稿=商品価格の高止まりは世界的な安定成長に深刻な課題と表明。商品価格の高止まりは世界的なインフレ圧力を高める可能性。原油価格の急激な上昇に懸念を表明。商品価格の高止まりは深刻な課題と表明。
◎豪 → スティーブンス豪中銀総裁=国内需要は利上げにより鈍化しているが、交易条件の改善を考えると、引き続き引き締め型の金融政策が不可欠。金利は高水準にとどめておく必要があるが、必ずしも今後の利上げを警告しているわけではない。金利変化が景気に影響を与えるまでの期間が短縮した証拠ない→ 金利引締め継続を示唆AUD買いが強まる。
◎サウジ → 中東経済専門誌=サウジ過去最大規模の日量1000万バレルへ増産の可能性。
◎南ア → ムボウェニ南ア中銀総裁=インフレ率が目標レンジに収まるのは2010年代4四半期になるとの見通し。4月の南ア消費者物価指数(CPIX)は前年比10.4%上昇と、5年半ぶりの高水準に達した。
◎ペルー → ペルー中銀=政策金利を0.25%引上げ、5.75%に決定。