5月24日23日の海外為替市場
日経平均株価=14012.20(33.74 0.24%)、NYダウ=12479.63(-145.99 -1.16%)、独DAX=6944.05(-126.28 -1.79%)、英FTSE=6087.30(-94.30 -1.53%)、
5月26日(月)は、米国(メモリアルデー)、英国(バンクホリデー)で休場。
アジア市場は、海外主要市場の連休を控えた週末金曜日だけに、動きは鈍く、ポンド円の売りに円買い戻しが始まった。
欧州市場は、弱い米株価指数先物に円買い戻しが強く、クロスでの円高にもロンドン市場3連休前に動きは鈍く、円高も限定的。独・ユーロの各PMIもほぼ予想通りで動けず。
米国市場は、予想を上回る米中古住宅販売にドル売りが小休止、利食いの売りと押し目買いが交錯。米債利回りが低下しドル売りが再開、EURUSD=前日安値1.582を超え1.5795 USDCHF=前日安値1.0254を割り込み1.2016までドル売りの流れが続いた。
NZDUSD=0.7870超えのストップロスを誘発し買いが続き、ロンドンフィキシングの買い需要に0.7905まで上昇。
●ドル円
アジア市場のドル円は104.07円で取引が始まり、仲値にかけては104.26円まで上昇したが、週末・海外主要市場が連休直前の薄商いの中で、本邦輸出筋の売りと米系投資銀行の買いに、103.95~25円でレンジ相場から、欧州勢の円買い(含むクロス)に103.79円まで値を下げた。欧州市場は104.05円で取引が始まり、米株価指数先物の下落+ロシア筋の売りに1103.50円を割り込み、103.47円まで下落、103.50~65円の狭いレンジで取引が続いた。弱い米国株にアジア系ソブリン勢の売りが続き、ECBフィキシング後には103.28円まで下落、103.20円まで続落した。予想を上回る米中古住宅販売件数に103.55円まで上昇したものの、株価は弱く、米債券利回りの低下に103.05円まで続落、103.38円で取引を終了した。
●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5731で取引が始まり、薄商いの中で連休前のポジション調整の売りと、アジア勢の押し目買いに動きは鈍く、1.5715~1.5741の狭いレンジで取引が続いていたが、東欧勢から1.5700以下のストップロスを試す売りに1.5695まで値を下げた。欧州市場は1.5718で取引が始まり、1.5680以下のストップロスを試しながらも、前日安値1.5693を割り込めず、スイス勢の買いやショートカバーに1.5743まで上昇、1.5710~40のレンジから、1.5771まで上昇した。米国債利回りの低下の買いや、欧州実需+資本筋の買いが続き、1.5780~00のファンド勢やオプション勢の売りを消化しながら、オプションカットでは1.5778、ロンドンフィキシング後には1.5795まで続伸、1.5770~90の揉み合いから、1.5762で取引を終了した。
●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は163.71円で取引が始まり、163.56~86円の狭いレンジで取引が続いていたが、欧州勢のGBPJPYの売りに163.25円まで値を下げた。欧州市場は163.54円で取引が始まり、163.13円まで値を下げ、163.20~40円での揉み合いから、GBPJPY・CADJPYの売りが続き、弱い欧米株に163円を割り込むと売りが加速し、162.61円まで下落した。弱い米国株による円買いと、高金利通貨のポジション調整による円買い戻しが続いたが、欧米市場の3連休を前に、積極的な円買いも続かず、ユーロドルの上昇に162.75~15円のレンジ相場となり、162.93円で取引を終了した。
●主な経済指標の結果
16:30 英 第1四半期 GDP改定値=前期比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比2.5%(予想2.5% 前回2.5%)
17:00 ユーロ 5月 Comp PMI速報値=51.1(予想51.5 前回51.9)、製造業PM速報値=50.5(予想50.4 前回50.7)、サービス業PMI速報値=50.6(予想51.7 前回52.0)
17:00 独 5月 CompositePMI速報値=55.1(前回55.1)、サービス業PMI速報値=53.7(予想54.0 前回54.9)、 製造業PMI速報値=53.5(予想53.5 前回53.6)
23:00 米 4月 中古住宅販売件数=489万件・-1.0%(予想485万件・-1.6% 前回494←493万・-2.0%)→ 予想を上回ったがドルの買いは弱い
●昨日の主な発言その他
米国・カナダ
特になし
欧州・英国
◎ユーロ → ロートスイス中銀総裁=問題を抱えている銀行が国内金融システムに影響を及ぼす可能性があれば、当該銀行の財務整理を支援する用意がある。 金融安定が脅かされる場合にリスクを引き受ける用意がある。資本増強義務付けに関し大手銀行の資本強化や負債抑制に向けたスイス連邦銀行委員会の取組みを強く支持。
◎英国 → センタンスBOE金融政策委員会委員=英国は大幅な景気減速に向かっているようだが、景気後退は回避する可能性が高い。 信用収縮が実体経済に及ぼす影響の把握は困難だ。外部経済からの衝撃に弱く、景気後退の可能性を完全に排除することはできない。金融市場からの圧力などに対処しているが、現時点ではその調整や把握は非常に困難だ。 景気後退入りする見通しではないというのが最善の評価だが、かなり大幅な成長の減速は予想しており、一部セクターでは他に比べて深刻な影響がでるだろう。 大切なのはインフレが目標水準に戻るとの信頼。ユーロ高は市場は介入なしに機能すべき。
◎ユーロ → アルムニア欧州委員会委員=ユーロ圏は低成長・高インフレの時代に直面。 景気後退のリスクを示す兆候はなく、ユーロ圏のファンダメンタルズは強い。若干困難な時代に向かっている。ユーロ高は悪いことではないが、為替レートの過度の変動は懸念事項。
◎ユーロ → アルムニア欧州委員会委員=2008年のユーロ圏消費者物価は上昇する可能性が高い、上昇率は引き続き3%前後になるとの見通し。
日本・その他
◎日本 → 2007年末対外純資産=250兆2210億円(前年比16.3%)過去最高・17年連続世界最高。対外資産残高=610兆4920億円(前年比9.4%)、対外負債残高=360兆2710億円(前年比+5.0%)。 ドイツ=107兆5715億円(2007年末)、中国=78兆7510億円(2006年末)+香港=61兆。
日本 → 白川日銀総裁インタビュー=日本経済には物価上昇と交易条件悪化の両方のリスクがあるため、金融政策の方向性はあらかじめ決め打ちできない。景気悪化に対応してかつて採用したゼロ金利政策や量的緩和政策をとる可能性については、金融システムが不安定な時には効果があるものの、安定した後まで継続すればかえって副作用が出る。最近のサブプライムローン問題の背景にも世界的な長期金融緩和があったことを考える必要。
◎日本 → 日銀金融政策決定会合議事要旨(4/8-9)=海外経済はダウンサイドリスク高まっているとの認識を共有。金融市場の緊張はいく分緩和したものの、依然として不安定な状況との認識で一致。米消費者マインドが一段と悪化、個人消費がさらに下振れるリスクに注意。米経済はやや長い目でみれば実体経済が上振れる可能性がある点も意識。世界的にアップサイドリスクを抱えている状況にあるとの見方で一致。日本の輸出にいずれ減速感が表れてくる可能性。先行き生産調整が深くなる可能性は低い。企業収益が伸び悩むなか、今後も家計の所得形成面で目立った改善期待しにくい。消費者のインフレ予想が高まっている点に注意。