2008年5月9日 本日の為替戦略
イングランド銀行と欧州中銀は、政策金利の据え置きを決定。予想通の結果にサプライズは無いが、直前の英・ユーロの経済指標が悪く、将来の利下げ期待が脹らんでいただけに、その影響のドル売りが見られた。また、誰が発言したかは不明で、ある意味ではいい加減でもあるが、FT紙は、米欧当局者がドルの対ユーロでの上昇が望ましいとの認識で一致している。欧州経済が減速していると市場が認識すれば、相場が急反転しかねないと懸念と書いてあった。本当ですかね????
昨日の為替市場はこの影響にユーロ売りが加速したが、どう読み直しても、先のG7語の発言と変わらず、サプライズもなく、1.53のオプションブレークに利用されただけにしか思えないが、真贋は別として、ユーロ売りに反応する弱いセンチメントを表していたが、終わってみれば結局のところ、ドル円以外は前日とほぼ同じ水準で取引を終了。
欧州委員会の報告書では、ユーロの過大評価への懸念は増大。ユーロの変動は歴史的基準と比較すると、ユーロの動きが急激になっているとの一部の政策担当者の主張に反論。長期的なユーロ高を容認しているとも考えられる。
本日は、金曜日の週末、特に重要な経済指標もなく、平穏無事な相場になってほしいものであるが、今週の流れを振り返れば、今日もサプライズは避けられないのではとの思いが強い。クロスでの円ロングに注目したい。
本日の経済指標・その他では、久しぶりに重要な経済指標の発表もなく、昨日のEURUSDの急変の影響だけがきになる。
●ドル円
ドル円は、主要通貨の中で(AUDUSD除く)唯一ドル売りの流れが加速、クロスでも円高流れとなっている。何が直接的な要因なのかよくわからず、ポジション調整以外考え難くく、ドル円でドル売りを継続することもためらいを感じるが、上値が非常に重くなっているのも事実で、103~105円のレンジで勝負しながら、下落リスクに注意したい。
ドル円の4時間チャートは、上昇ラインが崩れ、大枠は103.50~104.50円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、104.15円、104.40円、104.74円。下値のポイントは、103.21円、103.01円、101.46円。RSIは33と下降ラインが続き、トレンドモメンタムも売りを継続している。Dailyチャートは、上昇トレンドが崩れ、RSIは買いが崩れ、トレンドモメンタムは買い継続ながら、ドルロングポジションはニュートラルからやや売りに傾いている。1時間チャートは、ドル売りが続いているが、RSIは下降ラインが崩れ買いに変化、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、104.15円までの戻りを覚悟しながらも、流れはドル売り。
●ユーロドル
ユーロドルは、見事なことではあるが、大手投機筋は色々なことを材料にして、1.53の壁を割り込み、オプション勢や投機筋のユーロロングを一掃した。しかし、期待通りに下がるということはそれだけ市場のセンチメントがユーロ買いに不安を抱いている証拠でもある。市場のセンチメントや水準に関係なく、1.6020から1.5285まで急落したEURUSDの相場を考えると、どうしても買いが先行しやすい。昨日の安値1.5285を割り込んだらギブアップ。
ユーロドルの4時間チャートは、一時下限を割り込んだが、引き続き1.53~1.57のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、1.5421、1.5475、1.5518、1.5594。下値のポイントは、1.5359、1.5283、1.5250、1.5187。RSIは49と横ばいで、トレンドモメンタムは売りが続いている。Dailyチャートは、ユーロ売りの流れが続き、RSIも下降ラインが続き、トレンドモメンタムも売りが続いている。1時間チャートは、ユーロ買いに変化、RSIは上昇ラインが続き、トレンドモメンタムも買いに変化、短期的には買いに傾いている。トータルの判断は、1.5475までの戻りを覚悟しながらも、流れはユーロ売り。
●ポンド円
ポンド円は、上も下も動じない相場から、ようやく下値を試す環境が整っている。最近の相場は下抜け→売り→失敗、上抜け→買い→失敗を繰り返す相場が長く続いた影響に、今回もどうも信じられないでいる。しかし、大きな陰線引けだけに、売りが強まるのではと危惧している。
ポンド円の4時間チャートは、203~209円のレンジの下限を割り込み、売りが継続している。上値のポイントは、203.41円、204.90~10円、206.47円。下値のポイントは、202.24円、198.05円、196.87円。RSIは27と下降ラインが続き、トレンドモメンタムも売りを継続している。Dailyチャートは、203~209円のレンジの下限を割り込み売りが続き、RSIは上昇ラインが崩れているが、トレンドモメンタムは買いを維持し、ポンド買いは終了、ニュートラルからやや売りに傾いている。1時間チャートは、202.25~204.40円のレンジで下限を割り込むと売りが加速しそうであるが、RSIは上昇ラインができ、トレンドモメンタムは売りを継続する、非常にミックス。202.20円割れからは売りが加速しそう。トータルの判断は、204.90円を超えるまでは売りを継続。
●本日の経済指標・その他
14:00 日 3月 景気動向調査・速報=先行指数予想20.0% 前回54.5%、一致指数予想33.3%
20:00 カナダ 4月 失業率 =予想6.0% 前回6.0%、雇用者変化=予想1万人 前回1.46万人
21:30 カナダ 3月 貿易収支=予想45億カナダドル 前回49億カナダドル、輸出=前回393.2億カナダドル、 輸入=前回343.9億カナダドル
17:00 ノルウェー 4月 消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.2% 前回0.1%、前年比予想3.5% 前回3.2%、 コア=予想 前回2.1%
15:00 独 4月 生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.3% 前回1.6%、前年比予想6.6% 前回7.1%
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