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2008年5月7日 本日の為替戦略

長かったゴールデン・ウィークもようやく終わり、本日から東京市場も開始する。例年では連休中はドル高・円安いに振れることが多かったが、流石に今年は例年と取引のテーマが異なり、サブプライム問題から続き異常な取引状況が続き、円売りも見られなかった。つまり、今までの経験やセオリーはあてにならないと言うことではないだろうか?


例年では、本邦機関投資家が連休明けに積極的な外債投資へ動き、投機筋が連休中に事前に円売りを仕掛け、ドル高が始まることが多かったのだが・・・・・、どうも、本邦機関投資家や金融機関はサブプライム問題の損失が予想外に大きく、一般的に考えれば外債投資も大きく脹らむ可能性も少ない。


個人投資家はどうなのだろうか? 最近は高金利のトルコリラや南アランドの取引量が増えているとの話を聞くが、主要国通貨でのキャリートレードは金利差が縮小したこともあり減少気味との事。結局はEURJPYやGBPJPYなどの常連組みは方向感が定まらず、行ったり来たりの状況が続き、高金利のNZDやAUDが有利なのであろうが、長期的なポジションを作ることは難しくなっている。


中長期的なポジションを考えながらも、結果的には、目先の利食いを優先し、短期取引に徹する以外、今のところ方法はなさそうである。明日の、BOEとECBの金融政策は一つの転機になると思われるが、共に金利据え置きが予想され、サプライズの期待感も薄い。


本日の経済指標・その他からは、ユーロ圏小売売上高、米第1四半期の単位労働コスト、米中古住宅販売保留は変動リスクが高く、注意が必要。


●ドル円
ドル円は、104.74円を割り込みドル売りに変わっている。104.50円以下のストップロスをトリガーし、104.04円まで下落したが、104円台後半へ値を戻して終了し、上値106円失敗→下値104円失敗で=結局は再び104円~106円のレンジに戻っている。ドル売りへ方向転換したかは未確定ながら、相場観は戻り売りの流れに変わっている。


ドル円の4時間チャートは、上昇トレンドが続いているが、ラインの下限で下げ止まり、下限から中間で取引が続いている。上値のポイントは、105.05円、105.35円、105.55円、105.68円。下値のポイントは、104.65円、104.02円、103.68円、103.21円。RSIは60と方向性ははっきりしない、トレンドモメンタムは売りを継続。トータルの判断は、流れは売りに変化しているが、1時間チャートは買いが続く可能性が高く、デートレードは、105.05~55円まで待ち売り、105.68円超えでは撤退。

●ユーロドル
ユーロドルは、1.55~1.57のレンジの下限を割り込み一時1.5360まで売りが加速したが、再び1.55台に値を戻し、定着できるかを注目している。1.56台を試し失敗したが1.55台で終了したことで、ユーロ買いの継続に結びついているが、大相場の後の反動に止まる可能性も高く、1.56台を回復するまでは、まだまだ戻り売りの流れが続きそうで、明日のECB理事会までは方向性は定まらない。


ユーロドルの4時間チャートは、下降トレンドが崩れ、1.55台を維持し、先の1.55~1.57のレンジに入れるかを試している。上値のポイントは、1.5600、1.5642、1.5663、1.5692。下値のポイントは、1.5518、1.5467、1.5406、1.5389。RSIは42と横ばいで、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、1.5467~1.5642のレンジを予想。1時間チャートは長く買いを継続し、やや買い過ぎ警戒も残り、1.5467割り込むと続落。


●ポンド円
ポンド円は、円クロスは全般的にレンジ相場を抜け出すことはできず、ポンド円も204~209円のレンジで取引が続き、方向感が定まらない。市場のセンチメントは円高の予想が比較的多いが、実際の相場では円高への動きも見られず、今は相場の踊り場でレンジ内での相場を考えながら、明日のBOE金融政策を待つ意外なさそうである。


ポンド円の4時間チャートは、205円~209円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、208.00円、208.98円、210.09円。下値のポイントは、205.57円、205.10円、203.44円。RSIは50と横ばいで方向性が定まらない。トレンドモメンタムは売り。トータルの判断は、弱い買い。205.57円~208円のレンジを予想。


●本日の経済指標・その他
17:30 英 3月 鉱工業生産=前月比予想-0.1% 前回0.4%、 前年比予想0.8% 前回1.3%
17:30 英 3月 製造業生産高=予想-0.1% 前回0.4%、 前年比予想1.2% 前回1.9%
18:00 ユーロ 3月 小売売上高=前月比予想0.2% 前回-0.5%、前年比予想-0.6% 前回-0.20%
19:00 独 3月 製造業受注=前月比予想0.3% 前回-0.5%
21:30 米 第1四半期 非農業部門労働生産性=前期比予想1.4% 前回1.9%、 単位労働コスト=予想2.5% 前回2.6%
23:00 米 3月 中古住宅販売保留=前月比予想-0.9% 前回-1.9%
4:00 米 3月 消費者信用残高=予想60億ドル 前回51.6億ドル
21:30 米 クロズナーFRB理事が講演「差し押さえと安定化」
独 コメルツ銀行決算