2008年5月6日 5日の海外為替市場
NYダウ=12969.54(-88.66 -0.68%)、独DAX=7059.9(16.69 0.24%)、金=874.10(16.10 1.88%)、原油=119.97(3.65 3.14%)。
アジア市場は、東京市場が休場で薄商いが続き、豪ドルは、TD-MIインフレ指数が、前月比0.5%(前回0.4%)、前年比4.3%と、2003年の統計開始以来の高水準で、AUDUSDは、明日の豪中銀の政策金利発表を前に、金利据え置き予想にも、インフレ懸念が示されるとの思惑に、0.9341→0.9419(欧州市場の序盤)まで上昇、AUDJPY=98.33円→99.14円(欧州市場の序盤)まで上昇した。
欧州市場は、ロンドン市場が休場で、狭いレンジでの取引に終始した。米国市場では、ISM非製造業景況指数は、52(予想49.5)と、予想を上回り、USDJPY=105.21円→105.62円、EURUSD=1.5474→1.5428まで下落したが、米国株は弱くドル売りが復活。狭いレンジながらもドルは小幅下落となった。
●ドル円
アジア市場のドル円は105.20円で取引が始まり、105.48円まで上昇したが、東京市場が休場の薄商いの中で、105.15~40円の狭いレンジで取引が続いた。欧州市場は105.24円で取引が始まり、ロンドン市場が休場で材料難の中で、105.14~33円の狭いレンジで揉み合いとなった。ECBフィキシングからドル売りが強まり105.00円まで値を下げたが、米ISM非製造業景況指数の発表に105.63円まで上昇、株価は弱く再び105.00円まで下落した。105.00円近辺のドル買いは強く、105.00~20円の狭いレンジで揉み合いとなったが、ユーロドルが1.55を上抜けするとドル売りが強まり、104.74円まで下落、06:00時では104.85円で取引されている。
●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5435で取引が始まり、朝方の1.5415を底値に米系銀行の買いやEURGBPの買いに底堅く1.5479ドルまで徐々に値を上げ、1.5450~78のレンジで取引が続いた。欧州市場は1.5478で取引が始まり、Sentix Indexが予想を下回ったが1.4550以下ではファンド筋の買いに底堅く、一時1.5500まで上昇、スイス系やドイツ系銀行の売りに上値は重く、1.5447まで値を下げた。再び上値を試し1.5490まで上昇したが、予想を上回る米ISM非製造業景況指数に1.5427まで下落、東欧勢や中東筋の買いに1.5503まで値を戻し、1.5480~00の揉み合いから、1.55超えのストップロスを誘発し1.5520まで上昇、ファンド筋の利食い売りに上値は重く、06:00時では1.5498で取引されている。
●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は162.39円で取引が始まり、朝方の162.32円を底値に、AUDJPYやNZDJPYの買いが続き、前日高値162.63円を超えて162.93円まで上昇、102.60~90円のレンジで揉み合いとなった。欧州市場は162.84円で取引が始まり、163円の壁を超え163.10円まで上昇したが、ファンド筋やオプション勢の売りに162.56円まで値を下げ、162.56~80円のレンジで売り買いが交錯した。予想を上回る米ISM非製造業景況指数に163.02円まで上昇したが、弱い米株価に上昇力は鈍く、162.70~95円のレンジで取引が続いていたが、CTA筋や米銀筋の売りに162.32円まで値を下げ、06:00時では162.49円で取引されている。
●主な経済指標の結果
こどもの日(東京市場休場)、ロンドン休場(アーリー・メイ・バンク・ホリデー)
9:30 豪 第1四半期住宅価格指数=前期比1.1%(前回3.2%)、前年比13.8%
10:30 豪 4月 TD-MIインフレ指数=前月比0.5%(前回0.4%)、前年比4.3%→ 2003年の統計開始以来の高水準で、中銀(RBA)目標値2~3%を大幅に上回った。
17:00 ユーロ 4月 Sentix Index=3.5(予想4.4 前回4.1)
23:00 米 4月 ISM非製造業景況指数=52(予想49.5 前回49.6)、景気指数=50.9(予想51.5 前回52.2)、新規受注=50.1(前回50.2)、雇用=50.8(前回46.9)→ 予想を上回り一時ドル買いとなるが長続きせず
●昨日の主な発言その他
米国・カナダ
◎米 → FRB銀行調査報告=2008年4月実施のシニア・ローン・オフィサーへの銀行の終始調査では過去3ヶ月で広範囲なクレジットの引締めが目立った。
◎米 → ウォーレン・バフェット氏=ドルは他通貨に対し今後も引き続き下落基調が続く。米経済はわたしの定義するリセッションの状況にある。住宅問題が銀行の決算を今後数年間にわたり圧迫する。銀行が抱える巨額の損失と評価損の計上は終わっていない。一段の痛みを経験することは間違いない。
◎米 → グリーンスパン前FRB議長=米国は極めて色の薄いリセッション景気後退の状態にあり、活気のない状態は年内続く可能性がある。
欧州・英国
◎BIS → トリシェECB総裁(BIS G10後の記者会見)=多くの新興国経済が目覚しい。確固たる回復力を示してお、持続的な経済成長が見られるが、成長率はこれまでよりもいくらか、低下するだろう。市場参加者は信用リスクが低下していると考えながらも、同時に流動性も全面的に選好しており、一部では特にその選好が強い。
◎BIS → トリシェECB総裁(BIS G10後の記者会見)=各中銀総裁は、過去1年間で40%強値上がりしている食品価格が世界的なインフレ高進につながっている。物価安定に向けた対応として市場競争や自由貿易の促進を求めた。原油・エネルギー価格高の継続や、食品・農作物をはじめとする商品価格の全般的な上昇による影響で、インフレリスクは深刻だ。例外なくすべての国の経済に表れていると世界的なインフレに懸念を表明した。
◎BIS → トルシェECB総裁=ECBのメンバーは先の理事会で為替に関しては討議していなかった。
◎スイス → UBS=6日発表の2008年1-3月期決算で120億スイス・フランの赤字を計上し、同時に最大8000人の人員削減を発表する公算。
◎ユーロ → ウェリンク・オランダ中銀総裁=状況は引き続き不安定だ。これまで複数の波がみられており、結論を急ぎすぎないよう引き続き注意が必要だ。米経済は不透明な状況を考慮し、米株式市場の展開にやや当惑している。
日本・その他
◎サウジ → サウジアラビア中銀=3日リバースレポ金利を2.25%から0.25%引き下げ、2.00%とした。ベンチマークの貸出金利は現行の5.5%のままで据え置いた。