2008年5月3日 2日の海外為替市場
日経平均株価=14049.26(282.40 2.05%)、NYダウ=13058.20(48.20 0.37%)、独DAX=7043.23(94.41 1.36%)、英FTSE=6215.50(128.20 2.11%)、金=858.00(7.10 0.83%)、原油=116.32(3.80 3.38%)
USDCHF=1.0500を超え→1.0607まで上昇。EURUSD=1.55を回復できず→1.5360まで下落。USDJPY=105円の壁をブレーク→105.68円まで上昇。結局はドル高。
アジア市場は、日本がゴールデンウイーク連休の後半に突入、週末と米雇用統計を前に取引は薄く、実需筋の円売り+日経平均株価が強く+ターム証券貸出制度が札割れとなり円売りが続いた。
欧州市場は、アジア市場の終盤に発表された、独小売売上高は、前月比-0.1%(予想0.6%)と予想を下回ったが、EURUSD=1.5460→1.5440と下げ幅は限定的。英ハリファックス住宅価格は、前年比-3.7%と1993年来の下落率となり、GBPUSD=1.9756→1.9724(一時下落)→1.9856→1.9898まで上昇。フィヨン仏首相のユーロ高けん制発言にも、総じて週末・米雇用統計の発表を控え動意の乏しい展開となった。
米国市場は、米雇用統計が予想より良くドル全面高。失業率=5.0%(予想5.2%)、非農業部門雇用者数=-2.0万人(予想-7.5万人)ユンケル・ユーログループ議長が、中国やロシアは外貨準備をドルからユーロに過大にシフトすべきでないと発言、米FRB、ユーロECB、スイスSNBが強調して流動性供給を拡大することを発表、中銀に対する金融緩和への圧力低下、信用ひっ迫が薄らぐとの評価、ドル買いが強まる。
●ドル円
アジア市場のドル円は104.42円で取引が始まり、朝方の104.33円を安値に実需筋のドル買いに徐々に底値を切上げ104.80円まで上昇、本邦実需筋は105円を前にオプション勢の売りが続き、104.55~80円のレンジで取引が続いていたが、株価の上昇や、ターム証券貸出制度が札割れとなり、105.05円まで上昇した。欧州市場は104.91円で取引が始まり、週末と一部欧州では3連休を控え、104.60~85円の狭いレンジで取引が続いた。予想を上回る米雇用統計に104.64円→105.10~20円のストップロスを付き抜け→105.69円まで急伸し、米・ユーロ・スイス中銀の追加流動性供給を好感したドル買いが続き、105.20~60円のレンジで売り買いが交錯した。米国株の上昇も鈍く、週末・連休を控えた早めのポジション調整の売りに上値が徐々に重くなり、105.16円まで下落、105.35円で取引を終了した。
●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5474で取引が始まり、1.5480を高値に1.5440~80の狭いレンジで取引が続き、予想を下回る米小売売上高にも1.5440以下の買いに下げ止まり、英ハリファックス住宅価格にEURGBPの買いが強まり一時1.5448まで上昇した。欧州市場は1.5454で取引が始まり、1.55超えのストップロスを試す買いに1.5498まで上昇したが、ロシア筋や東欧勢の売りに失敗、1.5445~80のレンジで取引が続いた。米雇用統計に1.5400~50の買いを消化し、ストップロスの売りを巻き込み1.5361まで急落、ユンケル・ユーログループ議長+フィヨン仏首相の発言、FRB、ECB、SNBの共同追加流動性供給を好感、1.5372~20のレンジから下値を試す動きが続いた。ロンドンフィキシングでは1.5439まで値を戻し、1.5400~35の狭いレンジでの揉み合いから、1.5422で取引を終了した。
●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は161.59円で取引が始まり、朝方の161.40円を底値に、連休前の資本筋や実需筋の買いが強く、161.98円まで上昇、一時161.56円まで値を下げたが、ドル円が105円を超え上げ幅を拡大すると、買いが強まった。欧州市場は162.12円で取引が始まり、162.33円まで上昇、週末と米雇用統計を控え買いも続かず、161.80~20円のレンジで取引が続いた。米雇用統計に162円台お実需筋の売りを消化しながら、前日の高値162.45円を上回り、オプションカットでは162.61円まで上昇、162.10~50円のレンジから、ロンドン勢のポジション調整の売りに162.02円まで下落、終盤にかけては162.56円まで値を戻し、162.51円で取引を終了した。
●主な経済指標の結果
10:30 豪 第1四半期 小売売上高=前月比0.5%(予想0.3% 前回-0.1%)
15:00 独 3月 小売売上高=前月比-0.1%(予想0.6% 前回-0.7%)、前年比-6.3%(予想-2.3% 前回2.5%)→ 予想を下回るがEUR売りは限定的
16:00 英 4月 ハリファックス住宅価格=前月比-1.3%(予想-0.6% 前回-2.5%)、2~4月=前年比-0.9%、前年比-3.7%→ 1993年来の下落率
16:30 スイス 4月 SVME購買部協会景気指数=56.7(予想54.8 前回55.3)
16:55 独 4月 製造業PMI=53.6(予想53.6 前回55.1)
17:00 ユーロ 4月 製造業PMI=50.7(予想50.8 前回52.0)
21:30 米 4月 雇用統計: 失業率=5.0%(予想5.2% 前回5.1%)、非農業部門雇用者数=-2.0万人(予想-7.5万人、前回-8.1←-8万人)、時間当たり賃金=0.1%・17.88ドル(予想0.3% 前回0.3%・17.87ドル)、終労働時間=33.7時間(予想33.7時間 前回33.8時間)
23:00 米 3月 製造業新規受注=1.4%(予想0.2% 前回-0.9←-1.3%)
23:00 米 3月 耐久財受注改定値=1.6%(前回1.5%)
●昨日の主な発言その他
◎カナダ → カナダ中銀=FRBなどが拡充した流動性対策には参加せず。カナダの市場や機関の影響が少ないため。
◎米国 → 米ステート・ストリート=4月の先進国株式市場への投資72%に拡大(3月=30%、年初=8%)
◎米国 → 米欧中銀(FRB、ECB、SNB)が流動性対策を拡充: FRB=ターム物資金入札の供給を500億ドルから750億ドルに引き上げる。ECB300億ドル→500億ドル、スイス中銀60億ドル→120億ドルとドルスワップ協定を拡大。
◎米国 → FRB=4月30日時点外国中銀の米財務省証券・機関債保有高、前週比+274億ドル(2.281兆ドル)。
欧州・英国
◎ユーロ → フィヨン仏首相=為替相場の過剰変動やユーロ高はすべての国に対するリスク。ユーロは明らかに過大評価で行動を起こすべき。
◎ユーロ → ユンケル・ユーログループ議長=中国やロシアは外貨準備をドルからユーロに過大にシフトすべきでない。
◎ユーロ → ECB=250億ドル規模のドル資金入札(期間28日)の受け付けを開始。
◎ユーロ → リーカネン・フィンランド総裁=人々と企業がインフレ率はいずれ2%を下回ると確信できるようにする必要がある。2%よりあまり低くなり過ぎてもいけない。
◎英国 → イングランド銀行=ドル資金は十分で、FRBとの為替スワップ協定には参加せず。
◎英国 → イングランド銀行=準備預金残高目標の上限引き上げへ。
◎英国 → 英統一地方選=与党労働党が歴史的大敗の見込み。
日本・その他
◎クウェート → クウェート投資庁マネージングダイレクター=米シティグループやメリルリンチへの出資を拡大する可能性。
◎HK → 香港金融管理局(HKMA)=FRBに追従し、政策金利の割引基準金利を0.25%引き下げ3.5%に決定。
◎タイ → タイ商業省=14月の消費者物価指数(CPI)=前年比6.2%と過去2年で最大の上昇率。