2008年5月31日 30日の海外為替市場
日経平均株価=14338.54(214.07 1.52%)、NYダウ=12638.32(-7.90 -0.06%)、独DAX=7096.79(41.76 0.59%)、英FTSE=6053.50(-14.60 -0.24%)、金=891.50(9.80 1.11%)、原油=127.35(0.73 0.58%)
アジア市場は、日本全国消費者物価指数が前年比0.8%(予想09% 前回1.2%)、コア=0.9%(予想1.0% 前回1.2%)とやや弱かったが、実需筋の円買いに円相場は小幅な値動きとなった。
欧州市場は、独小売売上高、前月比-1.7%(予想0.6% 前回-2.2-0.1%)と予想外の2ヶ月連続マイナスとなり一時EUR売りが強まり、EURUSD=1.5530→1.5462まで下落、ユーロ消費者物価指数(CPI)・速報、前年比3.6%(予想3.5% 前回3.3%)が予想より上昇し、EURUSD=1.5482→1.5531(欧州市場)→1.5568(米国市場)まで上昇。
米国市場は、カナダGDP前期比年率、-0.3%(予想0.6% 前回0.8%)→ 5年ぶりのマイナスで追加利下げの可能性の残りCAD下落、USDCAD=0.9920→0.9978まで上昇。
米個人所得=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.4←0.3%)、個人消費支出=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.3%)に米株価が上昇し一時的にドル買いとなる。
米シカゴ購買部協会景気指数=49.1(予想48.5 前回48.3)、米ミシガン大消費者信頼感指数確報値 =59.8(予想59.5 前回62.6)と共に予想よりやや強かったが、ドル売りが続き、月末の需要にドル売りが加速、USDCHF=1.0506→1.0414まで下落、英国が大量GILT(英債券)発行にGBP買いが強まるとの見通しに、GBPUSD=1.9684→1.9819まで上昇。
●ドル円
アジア市場のドル円は105.49円で取引が始まり、日本消費者物価に反応は鈍く、月末のドル手当て買いに105.73円まで上昇したが、前日の高値105.88円を超えられず、逆に実需筋の売りに105.23円まで下落、EURJPYの売りとアジア勢の買いに挟まれ、105.25~55円のレンジで売り買いが交錯した。欧州市場は105.34円で取引が始まり、本邦資本筋の買い+EURJPYの買い戻しに底値は堅く、105.35~60円のレンジから、米個人所得・消費支出後には、105.74円まで上昇、米シカゴPMI、ミシガン大消費者信頼感指数の結果には反応薄で、オプション勢の売りにオプションンカットでは105.39円まで下落、105.40~65円で売り買いの攻防が続いた。主要通貨でドル売りが加速する中で、一時105.33円まで値を下げ、105.52円で取引を終了した。
●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5518で取引が始まり、動意の乏しい中で、1.5505~1.5541の狭いレンジで取引が続いていたが、独小売売上高が予想を大幅に下回るマイナスで、前日安値1.5485を割り込み1.5469まで続落となった。欧州市場は1.5489で取引が始まり、1.5461まで下落、中東勢の買い下げ止まり、1.5465~85のレンジで揉み合いとなったが、ユーロ圏の消費者物価指数が強く、ユーロの買い戻しに1.5531まで値を戻した。ECBフィキシング後の売りに1.5492まで下落、オプションカットでは1.5530まで上昇、ロンドンフィキシングの買い需要に1.5550を超え1.5569まで続伸、週末のポジション調整に買いも続かず、1.5540~65の狭いレンジから1.5553で取引を終了した。
●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は163.70円で取引が始まり、投資信託の買いに164.02円まで上昇、本邦実需筋の売りに163.60円まで下落、独小売売上高に163.10円まで急落した。欧州市場は163.18円で取引が始まり、163.08円まで下落、欧州勢の売り+アジア勢の買いに、163.10~30円のレンジで売り買いの攻防が続いたが、ユーロ圏の消費者物価指数が強く、163.88円まで徐々に底値を切上げ、オプションカット後に一時163.69円まで値を下げたものの、ロンドンフィキシングで月末のユーロ買い需要に、164.20円まで上昇、欧州市場が早めに取引を終了し、163.90~10円のレンジから、終盤にかけ164.23円まで上昇、164.11円で取引を終了した。
●主な経済指標の結果
8:01 英 5月 GFK消費者信頼感調査=-29(予想-26 前回-24)→ 1990年来の低水準
7:45 NZ 4月 住宅建設許可=前月比82.1(前回-14.5←-9.1%)
8:30 日本 4月 失業率=4.0%(予想3.9% 前回3.8%)、 有効求人倍率=0.93(予想0.94 前回0.95)
8:30 日本 4月 全世帯家計調査-消費支出=前年比-2.7%(予想-0.7% 前回-1.6%)
8:30 日本 5月 東京都区部消費者物価指数=前年比0.9%(予想0.8% 前回0.6%)、前年比コア=0.9%(予想0.9% 前回0.7%)
8:30 日本 4月 全国消費者物価指数=前年比0.8%(予想09% 前回1.2%)、コア=0.9%(予想1.0% 前回1.2%)
8:30 日本 4月 鉱工業生産・速報=前月比-0.3%(予想-0.5% 前回-3.4%)、 前年比1.8%(予想1.6% 前回-0.7%)
15:00 独 4月 小売売上高=前月比-1.7%(予想0.6% 前回-2.2-0.1%)、前年比-1.0%(予想-1.9% 前回-6.8%)
18:00 ユーロ 5月 消費者物価指数(CPI)・速報=前年比3.6%(予想3.5% 前回3.3%)
18:00 ユーロ 4月 失業率=7.1%(予想7.1% 前回7.1%)
18:30 スイス 5月 KOF先行指数=1.09(予想1.09 前回1.21←1.20)
21:30 米 4月 個人所得・消費支出: 個人所得=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.4←0.3%)、個人消費支出=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.3%)、コアPCE=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.2%)、前年比2.1%(予想2.1% 前回2.1%)
21:30 カナダ 4月 鉱工業製品価格=前月比1.4%(予想1.0% 前回1.8←1.7%)、前年比1.0%(前回-0.2←-0.3%)
21:30 カナダ 3月 GDP=前月比-0.2%(予想0.0% 前回-0.3←-0.2%)、前期比年率-0.3%(予想0.6% 前回0.8%)→ 5年ぶりのマイナスで追加利下げの可能性の残りCAD下落
22:45 米 5月 シカゴ購買部協会景気指数=49.1(予想48.5 前回48.3)、新規受注=56.1(前回53.0)、支払価格=87.5(前回82.9)、雇用=41.2(前回35.3)
22:55 米 5月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値 =59.8(予想59.5 前回62.6)、景気現況指数=73.3(予想71.9 前回77.0)、消費者期待指数=51.1(予想51.9 前回53.3)→予想を上回ったが引き続き1980年6月来の低水準
●昨日の主な発言その他
米国・カナダ
◎米 → ローゼングレン・ボストン連銀総裁=住宅着工は50年ぶり低水準。利下げが下半期の成長を支援する。住宅価格の下落が依然として米経済成長を脅かしていた。銀行は消費者ローンの延滞増加による問題に直面する可能性がある。住宅価格の下落は過去50年間で最大だが、これは失業率が比較的低いなかで起きている。失業率が上昇すれば、経済は一段と圧迫される。住宅価格の下落は今後も景気の重大な下向きリスク。 インフレは2%をやや上回るコア消費者物価の上昇は歓迎できないものの、過去と比べて大きくはない。
◎米 → ポールソン米財務長官=原油高は大きな問題。米上院の住宅法案は市場の一助に。
◎米 → グリーンスパン前議長=インフレ抑制に強い引き締め策必要。政治が利上げを容認するかが問題。原油価格は長期的上昇トレンドに。
◎カナダ → フレアティ加財務相=GDPの結果は自動車の影響が大きい。カナダ経済の鈍化は驚きではない。カナダ経済は底堅さを維持。
欧州・英国
◎ユーロ → ECB(EU財務相会合前の報告書)=世界の食品価格は短期的に一段高となる可能性、供給が需要増に追いつく可能性が低いなか、上昇は長期化するとの見通し。保護貿易政策、投機、米ドル安も食品価格を押し上げている。
◎ユーロ → ユンケル・ユーログループ議長=インフレは懸念事項とし、そのリスクを過小評価すべきではない。 原油高の影響を緩和するために税制上の措置を使うべきではない。
◎ユーロ → ウェーバー独連銀総裁=最近の食品・エネルギー価格上昇について、ECBがこれまで直面した物価面の問題として最も深刻なものかもしれないが、ECBのインフレ目標を変更する根拠としては不十分。中銀は金融安定に寄与すべき。
◎ノルウェー → ノルウェー年金基金=欧州株の運用額が、数週間以内に市場の時価総額の1%を超えるとの巨額な金額との見通し。
◎ユーロ → ノワイエ仏中銀総裁(29日)=世界経済は過去数十年で最大のインフレリスクに直面しているが、ユーロ圏ではユーロが問題克服の助けになる。
日本・その他
◎豪 → 豪優遇税制導入=オーストラリア政府が前週、州政府債を購入する際に発生する10%の源泉徴収税を撤廃すると発表したことを受け、アナリストの間では、豪州の州政府債が海外投資家にとってより魅惑的になり、既に強含んでいるAUDの上昇予想が増えている。
◎南ア → 南ア中銀=12日の金融政策で大幅な利上げの思惑が広まる。ムボウェニ中銀総裁は28日遅く、これまで0.5%の利上げを9回実施したが、インフレは抑制できてい、2%の大幅利上げも可能だと発言した。
◎インド → インド政府=1─3月のインドGDP伸び率は前年比+8.8%、金融引き締めを継続しているにもかかわらずサービス部門が寄与し高い伸び。
◎ロシア → イグナチェフ・ロシア中銀総裁=インフレ目標の導入を目指し、ドルとユーロで構成する通貨バスケットに対するルーブルの取引レンジを緩やかに拡大させる方針を明らかにした。中銀は数カ月以内にルーブルを切り上げる可能性がある。