2008年5月29日 本日の為替戦略

EURUSDは、5月21日からの高値が1.5797(21日)、1.5814(22日)、1.5795(23日)、1.5792(26日)、1.5819(27日)、そして昨日26日は1.5760と6日目にEURUSDは急落、独消費者物価指数の上昇にも、トルシェECB総裁のインフレ懸念発言にも反応は鈍く、市場参加者の売買判断は、原油価格・金価格に向けられている。


先日ジョージ・ソロス氏が、原油価格はバブルで、米国がリセッションになることで急落すると発言、一時話題ともなったが、米国が激しいリセッションに入り、世界経済市長が停滞、中国、インド、ロシア、中南米の成長も鈍化すれば需給が緩和されることは予想しやすいが・・・・さて? そのような状況となったら、為替どころでなくなりそうで、願っていいのか迷うところである。


ドイツ国内の消費者物価の上昇が目立ち、労使交渉でも賃上げ幅が拡大する可能性が高く、ECBの利下げ観測予測も大幅に後退、一部では独経済への影響が危惧されているが、多くの市場参加者は、EURUSDの相場で押し目買いを考えている。


本日の経済指標・その他では、米週間新規失業保険申請件数や、米第1四半期GDP改定値が注目される。


●ドル円
ドル円は、104.45円を超えてドル買い強まり、次は、105.50円を超えることができるのか? 最近の為替相場は売り買いに確たる材料も少なく、レンジ相場になりやすく、104.45~105.50円のレンジを考え、クロスでの円売りが始まっており、どうも過大な値動きを期待する事も躊躇されるが、上値を試す動きが続きやすい。


ドル円の4時間チャートは、102.73円~105.58円のレンジの上限を試している。上値のポイントは、105.58円、105.68円、106.03円、107.03円、108.60円。下値のポイントは、104.43円、103.74円、103.47円。RSIは57と横ばいで、トレンドモメンタムは買いを継続。1時間チャートは、103円~104.50円の上限を超え、104.50~105.50円のレンジに入り、RSIは59と横ばいが続き、トレンドモメンタムは買いを継続。Dailyチャートは、102.50円を底値に、102.50~106円のレンジで取引され、RSIは54と横ばいで、トレンドモメンタムは売りを継続しているが54→59まで上昇に転じ流れが変わる可能性もある。トータルの判断は、買い。


●ユーロドル
ユーロドルは、1.58を失敗し何処まで下げることができるのか、これを試しているだけに思えてならに。金・原油価格主導で、特にユーロ売り材料が現れたわけでもないが、テクニカルでトレードしているファンド筋の売りに下落、さらには、EURクロスの売りに売りが加速していることを考えれば、売り先行→買い戻→レンジ相場へ戻る動きに入りやすい。


ユーロドルの4時間チャートは、1.5663を割り込み売りが続いている。上値のポイントは、1.5663、1.5695、15737。下値のポイントは、1.5602、1.5563、1.5505~18。RSIは42と横ばいながら引き続き50を割り込み、下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続。1時間チャートは、1.57を割り込んでから売りが続き、RSIは42と50を割り込み、トレンドモメンタムは売りを継続。Dailyチャートは、1.5340~1.5863のレンジに入り、上値を失敗し下落が続き、RSIは43と50を割り込み横ばい、トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、売り継続で、1.5563~1.5695のレンジを予想。


●ポンド円
ポンド円は、ポンドドルの上昇も足踏みながら、1.98台を維持し底堅い展開となっている。ポンド円は207円台に入り、過去16日間の高値を示現している。この流れからは円売りが続きそうで、上値を試しながらも、目先は208円が壁となりそうである。


ポンド円の4時間チャートは、上昇トレンドに変わり208円を試す動きとなっている。上値のポイントは、208.00~06円、208.98~01円、210.49円。下値のポイントは、206.54~57円、205.48円、205.10円、204.12円。RSIは60とやや下げ傾向となり、トレンドモメンタムは買いを継続している。1時間チャートは、205円を超えてから買い続き、206円を上回り買いが加速、RSIは65で横ばい、トレンドモメンタムは買いを継続。Dailyチャートは、200円~209円のレンジが続き、RSIは55と50を上回り横ばい、トレンドモメンタムは買いが継続。トータルの判断は、買いが続き、狭くは206.57~208円のレンジ。広くは205.48円~209.01円のレンジの上値を試す展開を予想。


●本日の経済指標・その他
パリ休場(第二次大戦終戦記念日)
8:50 日本 4月 大型小売店販売額・速報 =前年比予想-0.1% 前回0.2%
15:00 英 5月 ネーションワイド住宅価格=前月比予想-0.5% 前回-1.1%、前年比予想-1.9% 前回-1.0%
17:00 ノルウェー 4月 小売売上高=前月比予想 前回-0.4%
17:00 独 5月 失業者数=予想7.8% 前回7.9%、失業者増減=予想-2万人 前回-0.7万人
17:00 ユーロ 4月 マネーサプライM3=前年比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想10.3% 前回10.3%
19:00 英 6月 CBI Distributive Trade=予想-5 前回-26
21:30 米 5/25週 新規失業保険申請件数=予想37万件 前回36.5万件
21:30 米 第1四半期 GDP改定値: GDP=予想0.9% 前回0.6%、 デフレーター=予想2.6% 前回2.6%、 最終需要=予想0.1% 前回-0.2%、コアPCE価格指数=予想2.2% 前回2.2%、PCE価格指数=予想3.5% 前回3.5%
21:30 カナダ 第1四半期経常収支=予想30億カナダドル 前回-5億カナダドル
未定 独 4月 小売売上高=前月比予想 前回-0.1%、前年比予想 前回-6.3%、
BIS 国際決済銀行(BIS)バーゼル委員会主催の会議 、「リスク移転メカニズムと金融の安定」(30日まで、バーゼル)
3:30 米 バーナンキFRB議長がBIS会議向けビデオ会議で講演 、「FRBの流動性対策」(13日の講演と同内容)
8:00 米 コーンFRB副議長がNY連銀とコロンビア大主催の会議で講演 、「短期金融市場と金融安定」(ニューヨーク)
30日 米 ローゼングレン・ボストン地区連銀総裁が講演(ボストン)