FX検定公認テキスト「外国為替FX投資の黄金律」 → 詳しくはこちら

2008年5月21日 20日の海外為替市場

日経平均株価=14160.09(-109.52 -0.77%)、NYダウ=12828.68(-199.48 -1.53%)、独DAX=7118.50(-107.44 -1.49%)、英FTSE=6191.60(-184.90 -2.90%)、金=920.20(14.40 1.59%)、原油=129.07(2.02 1.59%)。


独・米インフレ指標が強く、原油価格が最高値を更新=129ドルを突破、金価格は920ドル台に上昇、欧米株価は下落。


アジア市場は、5月豪中銀理事会議事録で、「追加利上げについて多大な時間をかけて討議」、「需要が予想ほど鈍化しなければ金利の見直しが必要」→ 利上げの可能性が残り、AUDUSD=0.9522→0.9587(アジア)→0.9615(欧州)と24年ぶりの高値を更新し上昇。


欧州市場は、独生産者物価指数=前月比1.1%(予想0.5% 前回0.7%と、2006年8月来の高水準となり、利上げ観測高まり、EURUSD=1.5541→1.5675(欧州)→1.5682(米国)と上昇へ繋がりドル売りを先導、株価は下落し円も買われる。


スイス生産者輸入物価指数=前月比0.7%( 予想0.5%)と、予想を上回りUSDCHF売りが加速。


ZEW景況感調査=期待指数-41.4(予想-37.0 前回-40.7)と弱く、現況指数=38.6(予想32.0 前回32.0)と強く、EURUSD=1.5604→1.5565(グローバル投資家の売り)→1.5675(欧州勢の買い)と上下に激しく動く。


米国市場は、米生産者物価指数=前年比6.5%(予想6.6% 前回6.9%)、コア前年比3.0%(予想2.9% 前回2.7%)→ 株価が下落しUSDJPY=104.17円→103.46円までが下落、終わってみればドル安の一日。


●ドル円
アジア市場のドル円は104.32円で取引が始まり、ゆうちょ銀行が1兆円の外債投資を検討との報道に、104.49円まで上昇したが、仲値の本邦機関投資家の売り+AUDUSDの上昇に上値は重く、アジア株の下落+主要通貨の上昇+アジア中銀の売りに103.72円まで続落となった。欧州市場は103.81円で取引が始まり、弱い欧州株にも、オプション勢の買い+クロス円の売りに徐々に底値を切上げ、104.22円まで上昇したが、米生産者物価指数の発表に株価が弱く、103.54円まで下落した。103.50円のオプションバリアを試しながら、オプションカットでは一時103.45円まで下落したが、抜け切れず103.96円まで値を戻し、103.55~85円のレンジで売り買いが交錯、06:00時では103.69円で取引されている。


●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5509で取引が始まり、1.5504~45の狭いレンジで揉み合いとなったが、独生産者物価指数に、アジア中銀・マクロ系ファンドのユーロ買いが始まり、1.5610まで徐々に底値を切上げた。欧州市場は1.5576で取引が始まり、1.5600~05のストップロスを試し1.5616まで上昇、ZEW景況感調査の期待指数が弱く+現況指数が強くミックスで1.5563まで下落→1.5651まで上昇の乱高下。フランツZEW所長が「ECBは近い将来利上げ行うと思う」との発言に1.5675まで続伸、欧州勢の売りに上げ止まり、オプションカットでは1.5681の高値をつけ、EURJPYの売りに上値も重くなり、1.5625~80のレンジで売り買いの攻防が続き、06:00時では1.5647で取引されている。


●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は ユーロ・円は161.81円で取引が始まり、朝方は162.23円まで上昇、逆に、昨日NY市場の安値161.56円を割り込み、161.46円まで下値を試したが、これも失敗、予想を上回る独生産者物価指数やスイス生産者輸入物価指数に161.98円まで上昇した。欧州市場は161.71円で取引が始まり、本邦資本筋の買いに底値を切上げ162.06円まで買い戻されたが、独ZEW景況感調査後のEURUSDの買いに162.53円まで上昇、フランツZEW所長の発言に163.07円まで急伸した。株価は弱く、オプション勢の売りとファンド筋の利食い売りに162.65~00円で売り買いが交錯したが、米生産者物価指数を受けた株価の下落に、円を買い戻す動きが強まり162.07円まで下落、ロンドンカット後には一時162.76円まで値を戻したが、162.20~50円のレンジが続き、06:00時では162.25円で取引されている。


●主な経済指標の結果
8:50 日本 3月 第3次産業活動指数=前月比0.3%(予想0.5% 前回-1.6←-1.7%)
10:30 豪 4月 豪中銀理事会議事録=豪中銀、5月豪中銀理事会議事録=追加利上げについて多大な時間をかけて討議。需要が予想ほど鈍化しなければ金利の見直しが必要。内需の伸びが大幅に鈍化したさらなる証拠がある。金融政策の効果を見極めさらなる時間をかけることが適切→ 予想以上に利上げ観測が強く、AUD買いが強まり、ドル売りをリード
14:00 日本 3月 景気動向調査・改訂値: 先行指数=18.2%(前回20.0%)、一致指数=30.0%(前回33.3%)
14:30 日本 日銀金融政策決定会合=全一致で政策金利0.5%の据置きを決定、予想通り
15:00 独 4月 生産者物価指数(PPI)=前月比1.1%(予想0.5% 前回0.7%)、前年比5.2%(予想4.6% 前回4.2%)→ 2006年8月来の高水準、予想を大幅に上回り利上げ観測高まり、EURUSD急騰。
16:15 スイス 4月 生産者輸入物価指数=前月比0.7%( 予想0.5% 前回0.6%)、前年比3.6%(3.4%予想 前回3.9%)→ 予想を上回りCHF買いが強まる。
18:00 独 5月 ZEW景況感調査: 期待指数=-41.4(予想-37.0 前回-40.7)、現況指数=38.6(予想32.0 前回32.0)→ 期待指数や予想を下回る、現況指数が上回りEURUSDは上下に振れる。
18:00 ユーロ 5月 ZEW景況感調査=-43.6(予想-44.2 前回-44.8)
21:30 カナダ 3月 卸売売上高=0.6%(予想0.5% 前回-2.1←-1.8%)
21:30 米 4月 生産者物価指数(PPI)総合=前月比0.2%(予想0.4% 前回1.1%)、前年比6.5%(予想6.6% 前回6.9%)、コア(除く食品・エネルギー)=前月比0.4%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比3.0%(予想2.9% 前回2.7%)→ 予想を下回り、コアが予想を上回り株価下落しUSDJPYが下落。
21:30 米 4月 シカゴ連銀全米活動指数=-1.17(前回-0.98←-0.78)


●昨日の主な発言その他
米国・カナダ
◎米 → 米上院銀行委員会=住宅対策法案を19対2の賛成多数で可決した。
◎米 → 米AIG<資本増強=当初計画上回る約200億ドルの見込み。
◎米 → 米投資家ピケンズ氏=原油価格は年内に150ドルに上昇と予想。
◎米 → コーンFRB副議長=現在の政策金利について、インフレを起こさず米経済を下支えする上で適切だ。見通しは極めて不透明でいつでも調整できるよう備えておく必要がある。下半期の経済活動は底堅い可能性、09年に強まる。投資家は悪い報道に市場が脆弱と懸念。安定的な物価を脅かす兆候を注視。
◎米 → WSJ紙=米農務省が食料品の2008年インフレ予想を3カ月連続で引き上げ4.5−5.5%としたと報じた。
◎米 → グリーンスパン前FRB議長=インフレは制御不能な状況でない。10年後のバブルの可能性は低い。


欧州・英国
◎ユーロ → トルシェECB総裁=金融市場は非常に重要な調整を経験し、それが進行中。
◎ユーロ → フランツ・独欧州経済研究所(ZEW)=ドイツ経済は第1四半期のような高成長を維持することができず、第2四半期の成長率はゼロ%近くに落ち込む可能性。昨年11月に、2008年の成長率が1.9%になるとの予測。ECB金融政策は、金融市場の危機が終息したことが確認できるまでは金利を据え置くべき。ECBは近い将来利上げ行うと思う→ 利上げ予想にEUR買いが強まる
◎アイスランド → ムーディーズ=アイスランド国債の格付けをAa1へ引き下げ。


日本・その他
◎日本 → 白川日銀総裁=国際金融市場、米経済面で下振れリスク高い、原油価格最高値更新などインフレ方向のリスクも高い、景気減速の動き明確になっている、原材料高が民需の下振れにつながらないか注視、原材料高が民需の下振れにつながらないか注視、見通しの蓋然性とリスク見極め機動的に金融政策運営、物価注視するとの声が多くの委員から出た。四川大地震の中国経済や物価への影響注視。
◎日本 → 5月の金融経済月報(基本的見解)=景気の現状について「エネルギー・原材料価格高の影響などから減速している」と基本的見解を維持。先行きについても「当面減速するものの、その後緩やかな成長経路をたどると予想される」との判断を据え置いた。 足元の景気は、企業収益が高水準ながら伸び悩んでいるもとで、設備投資は増勢が鈍化しているとの見方を示した。住宅投資は「緩やかに回復している」として前月の「回復に向けた動きがみられるが、なお低水準となっている」から上方修正した。生産は基準改定を映じて「横ばい圏内の動き」とした。
◎インド → レディ・インド中銀総裁=インドの経済データはインフレを過小評価している。
◎NZ → MF年次報告=ニュージーランドは、経済の方向性が鮮明になるまで金利を据え置くべき。