2008年5月12日 本日の為替戦略
週初めとなる月曜日の為替市場は、ロンドンとNY市場は通常通り取引となるが、欧州では独・スイス市場が祭日で休場となり、取引量は若干薄くなり、逆に大手投機筋が相場を動かしやすくなっている。
本日の経済指標・その他からは、経済指標の発表が主要国で多いものの、相場を動かすインパクトの大きな経済指標も見当たらず、よほど予想外の結果となれば話は別であるが、エバンズシカゴ中銀総裁やトルシェECB総裁の発言がより注意が必要となっている。
●ドル円
ドル円は、ドル高と円高の流れにクロスでは円が上昇し、ドル円だけを見ると、先週末の流れからはドル売りが続く気配が強くなっている。しかし、欧州主要通貨で、ドル売りの流れに逆戻りする可能性もあり、結果的にクロスでは円買いも長続きできるか疑問が残り、ドル売りの流れに一時的には下値リスクも残るが、ドル円も予想外に底堅い展開になる可能性もあり、底値も限定的と思われる。
ドル円の4時間チャートは、上昇トレンドが崩れ、ドル売りの流れが続いている。上値のポイントは、103.74円、104.45円、104.57円、104.98円、105.58円。下値のポイントは、102.61円、101.46円、100.04円。RSIは32と下降ライン崩れているが、トレンドのあるドル売りになるのかを注視する必要があり、トレンドモメンタムは売りを継続している。1時間チャートは、下降トレンドが続き、103円を中心に売り買いが交錯、Dailyチャートは、上昇トレンドが崩れ、売りに変わり戻り売りになっている。トータルの判断は、短期的にはドルの下値を試す動きが続くと思われ、売り。しかし、下値を確認してからドルの買い戻しも視野に。
●ユーロドル
ユーロドルは、1.55~1.57のレンジでの揉み合いから、米国の景気回復期待に下値を割り込み、1.53の重要なポイントをも割り込みユーロ売りの大相場となったが、流石にここまで値を下げれば、幅広いユーロ買いが湧き出て、200ポイント近く値を戻し週末には1.55近くまで値を戻している。1.55近辺では上値の重さも逆に確認し、ドイツ・スイス市場が休場なこともあり、この水準を超えられるかが問題で、一直前のユーロ買いも弱まりレンジ相場に入りやすくなっている。
ユーロドルの4時間チャートは、下降ラインも崩れ、1.54~1.5594のレンジに入っている。上値のポイントは、1.5518、1.5594、1.5663。下値のポイントは、1.5402、1.5359、1.5260、1.5137。RSIは50と横ばいとなり、RSIは弱いながらも買いに変化している。1時間チャートは、目先の上限に張り付き上げ止まり、1.54近くまでの下落する可能性が出ている。RSIは買いが崩れながらも67と高値を維持し、トレンドモメンタムは買いを継続している。Dailyチャートは今までの売りの流れが弱まり、RSIは下降ラインを継続、トレンドモメンタムは売りを継続しているが、全体では1.5340~1.5599のレンジを示唆している。トータルの判断は、1.54~1.56のレンジ取引から、押し目買いが強まり上値を試すことを期待したい。
●ポンド円
ポンド円は、弱い英経済指標が相次いで発表され、イングランド銀行の金利引き下げ期待が脹らみ、クロスではポンド売りが続き、ドルに対しても値を下げポンドは全面安の流れとなり、ポンド円もこの影響は避けられない。ポンド円が上昇した出発点でもある、198円の壁を割り込むと続落へ、、逆に、199円を維持できれば反発する可能性が高まり、それまでは、199~202.24円のレンジで、逆張り、抜けたら撤退。
ポンド円の4時間チャートは、203円~208円レンジの下限を割り込み、売りが続いている。上値のポイントは、202.24円、203.30円、203.41円、204.82円、205.10円。下値のポイントは、199.80円、198.05円、196.87円。RSIは23と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続している。1時間チャートは綺麗な下降トレンドが続き、RSIはやや戻し気味で、トレンドモメンタムは買いに変わりそうになりながらも、リジェクトされ売りが続いているが、202.45円ぐらいまでの戻りも考えられる。Dailyチャートは、上昇トレンドが崩れ、RSIは上昇ラインが崩れ、198.38円~214.90円の大きなレンジに入り、トレンドモメンタムは、先走りながらも売りを示している。トータルの判断は、売りから入るが、198.05円の大きな壁を割り込むまでは、下値での売りも難しく、199円を壁に下げ止まる可能性もあり、199円~202.24円のレンジを考えたい。
●本日の経済指標・その他
フランクフルト、チューリッヒ休場(聖霊降臨祭翌日の月曜日) 香港休場(釈迦誕生日)
8:50 日 4月 マネーサプライM2+CD =前年比予想2.2% 前回2.2%
14:00 日 4月 景気ウォッチャー調査=現状判断DI=予想 前回36.9、先行き判断DI=予想 前回38.2
10:30 豪 3月 住宅ローン=予想-1.0% 前回-5.9%
10:30 豪 3月 投資家住宅ファイナンス=予想 前回-9.5%
17:30 英 3月 貿易収支=予想-75億ポンド 前回-74.87億ポンド、ユーロ圏除く=予想-40億ポンド 前回40.2億ポンド
17:30 英 4月 生産者物価指数(PPI )=前月比予想0.6% 前回0.9%、前年比予想6.4% 前回6.2%、 コア・産出指数(output)=前月比予想0.3% 前回0.3%、前年比予想3.2% 前回3.0%、PPI・投入指数(Input)=前月比予想1.6% 前回1.8%、前年比予想21.4% 前回20.4%
21:30 カナダ 3月 新築住宅価格指数=前月比予想0.2% 前回0.3%
1:00 米 4月 スペンディングパルス小売売上高=予想 前回0.6%
3:00 米 4月 財政収支=予想1600億ドル 前回1776.7億ドル
22:15 米 エバンズ米シカゴ中銀総裁が経済見通しについて講演
23:30 ユーロ トリシェECB総裁が「経済とオープン・ソサエティ」会合に出席 (ミラノ)