外国為替再入門 9 外国為替デリバテォブ

デリバティブは「金融派生商品」とも呼ばれますが、元になる現商品(資産)から派生した金融商品のことで、外国為替では、通貨先物、通貨オプション、通貨スワップ、通貨先物オプション、通貨スワップションがデリバティブになります。


通貨オプション


通貨オプションとは、通貨を売買する権利のことです。通貨オプション取引では、その権利を取引することになります。権利を行使するときは、為替取引をすることになります。デリバティブは為替取引以外にも、株価指数、株式、債権、金利などにも使われますから概念としては広く使われます。最近では天候デリバティブなど天気、気温などにも使われますが、保険の意味合いのほうが強いようです。デリバティブは、一般的には先物、オプション、スワップなどの取引形態を指すことが多いようです。


デリバティブ、特にオプションは、合成することで様々な金融商品を作り上げることができます。原資産との組み合わせ、コール・オプションとプット・オプションの「売り」と「買い」、行使価格を組み合わせることで実に多様な金融商品を開発することが可能なのです。


外国為替市場での通貨オプション、スワップ取引を中心としたデリバティブの取引量は、原資産である通貨取引量をはるかに凌駕しています。また近年は、取引量が大幅に増えています。デリバティブを利用した取引形態が、様々なリスクヘッジ方法を生みだし、それによって様々なトレーディング方法も開発され、マーケットに提供されてきたからです。


しかし、デリバティブを使った取引は複雑で、リスク・コントロールが難しく、その結果、金融商品の価格の妥当性が正当性を持たないようなものも出現しているようです。妥当性を検証するにはブラック・ショールズ理論など複雑な計算を必要とし、複雑に組み合わされた金融商品を購入者がすべて検証するのは無理があり、不可能に近いのです。その結果、妥当性を検証することなく、妥当であることを前提とした取引になっているというのが現実のようです。

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