2008年4月21日 本日の為替戦略
先週末の激しい円売り相場も、引けにかけてやや円買いやドルの戻りもどしが入ったが、一日を通じてみると激しい相場に変わりない。ヘッジファンドの監査・政務サービス会社のロススタイン・カスのヘッジファンドの調査では、マネジャーの90%以上がヘッジファンドへ大量の資金が流入すると予想、メリルリンチのヘッジファンドマネジャー調査では、ドルは過小評価で、為替レートがファンダメンタルズと一致しない、ユーロが過大評価とされているとある・・・。米国の金融不安が薄らぎ、オプション勢やファンド筋のドル買いが、どこまで続くのであろうか?
本日の経済指標・その他からは、
豪第1四半期の生産者物価指数、英ライトムーブ住宅価格、トルシェECB総裁の発言には注意が必要。
●ドル円
ドル円は、先週終値は103.67円と3月5日の104.01円以来の水準に値を戻した。本邦実需筋の売りに一時的に下落することは予想できるが、久々に103円の壁を上抜けしたことで、103円が底値となりどこまで上昇するかを試すことが予想される。最も米金融不安や決算に相場が変動することは間違いなく、これを材料としたドル売りも入りやすく、上下しながらの上昇になりそうである。
ドル円の4時間チャートは、100円~103円の上限を上抜けし、ドル買いが続いている。上値のターゲットは、104.41円、104.75円、104.98円、105.67円、105.67円。下値のポイントは、103.37円、103.01円、102.93円、102.73円。RSIは68と上昇ラインが続き、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、買いだが、暫くは103円~104.75円、または、103.37円~104.75円のレンジに入る可能性がある。
●ユーロドル
ユーロドルは、1.60のトライはお預けとなったが、終値ベースでは1.58台を維持したことで、1.600の再トライの可能性を強く残している。先のG7で本当にスペシャルな合意がなされたのか? 欧州通貨当局者のユーロ高けん制発言の期待はどこにあるのか? 国際機関のユーロ売りはなんなのか? 米株価の動向は? 暫くは買い先行ながらも、デートレードにならざるを得ない。
ユーロドルの4時間チャートは、上昇トレンドから、下限を割り込み買いの流れが変わっている。上値のポイントは、1.5839、1.5912、1.5945、1.5973、1.6064。下値のポイントは、1.5724、1.5690、1.5509。RSIは50と横ばいからやや下げ基調に入り、トレンドモメンタムは不安定ながら売りに変わっている。トータルの判断は、売りだが、暫くは1.5690~1.5848、または、1.5690~1.5945のレンジに入る可能性がある。
●ポンド円
ポンド円は、先週終値は久々の207.10円で終了、3月11日の水準まで値を戻している。クロス全般で円売りが加速、テクニカルポイントをブレークし上昇していることで、上値を試しながらの買いが続きそうである。ただ、先週末の一日の上げ幅は大きく、一時的な売りも入りやすい。
ポンド円の4時間チャートは、202円を超えてから買い変わり、先の高値205.11円を超え買いが加速している。上値のポイントは、209.00円、210.57円、218.31円。下値のポイントは、206.20円、205.11円、204.60円、203.22円。RSIは78と上昇ラインが続き、トレンドモメンタムも買いを継続している。トータルの判断は、買い、206.20~209円のレンジに入るかの可能性がある。
●本日の経済指標・その他
08:50 日本 2月の第3次産業活動指数=前月比予想-0.5% 前回0.7%
09:01 英 4月のライトムーブ住宅価格=前月比予想 前回0.8%、前年比予想 前回5.0%
10:30 豪 第1四半期の生産者物価指数(PPI)=前月比予想1.0% 前回0.6%、前年比予想3.9% 前回2.8%
14:00 日本 2月の景気動向調査・改訂値=先行指数予想54.5% 前回50.0%、一致指数予想=70.0% 前回44.4%
16:15 スイス 3月の輸入・生産価格指数=前月比予想0.3% 前回0.2%、前年比予想3.5% 前回3.6%
21:30 米 シカゴ連銀全米活動指数=予想 前回-1.04
トリシェECB総裁が開会の発言、ECBと欧州委員会共催の欧州における証券取引決済業務に関する会合
エバンズ・シカゴ連銀総裁、シカゴ・マネー・スマート・ウィーク」の朝食会で発言
クロズナーFRB理事、「革新的な地域開発における投資活動の課題」について講演
エバンズ・シカゴ連銀総裁、「マネー・スマート・ウィーク」の一環としてネイパービル・ノース・ハイスクールで講演