2008年4月2日 1日の海外為替市場
欧米株価上昇、独DAX=6720.33(+185.36)、英FTSE=5852.60(+150.50)、米NYSE=12654.36(+391.47)→ 金価格大幅下落=888.20(-34.35)これで4日連続の下げ、 そして、株高=円安に、激しい円売り、USDJPY=99.59(アジア市場安値)→102.16円(米国市場高値)、EURJPY=156.34円(アジア市場安値)→159.21円(米国市場高値)
アジア市場は、日銀短観は、大企業製造業業況判断=11(予想13)、設備投資計画=前年度比-1.6%(予想0.1%)と予想を下回るが反応は鈍かった。オーストラリア中銀は予想通、政策金利7.5%の据置きを決定、「これまでの利上げは需要抑制 につながっている」、「内需の伸びが鈍化している一時的な兆候がみられる」との声明に、利上げ期待が後退、AUDUSD=0.9142→0.9076(米国市場0.9032)まで下落し、終値0.9074。
欧州市場は、独小売売上高=前月比-1.6%(予想0.7%)と予想を大幅に下回り、EUR売りが強まる。
UBS=190億ドル、ドイツ銀行=39億ドルの第1四半期評価損を計上に、ユーロ売りから動き出したが、資金増強=金融不安が薄らぎ欧州株価が上昇し、円売りへと変化しこれが拡大した。
米国市場では、金融株が上昇、米リーマン・ブラザーズ=財務の健全性に対する不安解消に向け40億ドルの転換優先株を売り出し、クレジットスプレッドが縮小、株価が上昇し、円売り+スイスフラン売りが加速。ISM製造業景況指数は48.6(予想47.9)、支払価格が特に強く83.5(予想77.0)、建設支出=前月比-0.3%(予想-1.0%)と共に強くドルが買われ、株価の上昇に円売りが続き、USDJPY=102.16円まで上昇した。
●ドル円
アジア市場のドル円は99.68円で取引が始まり、朝方発表された日銀短観も予想を下回りながらも、期始で市場参加の動意も鈍く、99.59円~100.00円の狭いレンジで取引が続き、EURJPYの売りに一時下値を試す動きが見られたが、99.60円以下ではマクロファンdの・米銀の買いに底堅く、株価の上昇に100.25円まで上昇した。欧州市場は99.90円で取引が始まり、UBS+ドイツ銀行の第1四半期決算を好感した金融株の上昇に、クロスを含め円売りが続き100.28円まで上昇、100.05~30円のレンジから、クロスで円売りが加速し100.68円まで上昇した。100.40~60円のレンジで売り買いが交錯していたが、リーマン・ブラザーズの転換優先株の売り出しを好感した米株価の上昇に、100.98円まで上昇、101円のオプションバリアを試す買いが続いた。予想を上回るISM製造業景況指数、建設支出に、101.00~50円の間に点在したストップロスを誘発し、101.94円まで上昇、102円の実需+ファンド筋+オプション勢の売りに上げ渋り、101.65~95円のレンジで売り買いの攻防が続いたが、米国株の上昇が続き、102円をトリガーし、102.16円まで上昇、06:00時では101.86円で取引されている。
●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5786で取引が始まり、1.5750まで下落したが、アジア勢の買いが続き、1.5750~86の狭いレンジで揉み合いとなったが、UBSの決算発表を材料に、投機筋の売りが強く1.5736まで下落、弱い独小売売上高に1.5648まで続落となった。欧州市場は1.5663で取引が始まり、独小売売上高の悪影響に上値は重く、堅調な欧州株にも買い鈍く、1.5650~85での揉み合いから、ポジションの巻き戻しなのか投機筋の売りが続き1.5625まで下落、ECBフィキシングには一時1.5685まで値を戻した。EURGBPの売りも強く1.57台を回復できず1.5602まで続落、予想を上回るISM製造業景況指数に1.5563まで下落、1.5600を挟み1.5580~25の狭いレンジで売り買いの攻防が続き、06:00時では1.5608で取引されている。
●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は157.37円で取引が始まり、一時157.11円まで下落したが、本邦資本筋の買いに値を戻し、157.50~75円の狭いレンジ取引から、UBSの決算発表を材料に156.70円まで下落、独小売売上高に156.34円まで続落から、欧州勢の買いに157.18円まで値を戻した。欧州市場は156.46円で取引が始まり、金融株中心に堅調な欧州株に円売りが続き、156.90~40円のレンジから、一時157.75円まで上昇、アジア勢の積極的な売りに上値も重く、157.30~65円で売り買いが交錯した。予想を上回る米ISM製造業景況指数や、リーマン・ブラザーズの転換優先株の売り出しを好感した米国株の上昇に、158.59円まで急騰、159円のオプションプロテクトの売りに上げ止まり、158.70~95円のレンジで売り買いの攻防が続いたが、終盤にかけて159.21円まで上昇、06:00時では158.98円で取引されている。
●主な経済指標の結果
08:50 日本 日銀短観:大企業製造業業況判断=11(予想13 前回19)、大企業製造業先行き=7(予想9 前回15)、大企業非製造業業況判断=12(予想12 前回16)、大企業非製造業先行き=13(予想10 前回15)、設備投資計画=前年度比-1.6%(予想0.1% 前回10.5%)
12:30 豪 オーストラリア中銀金融政策発表=政策金利7.25%の据置きを発表
15:00 独 2月の小売売上高=前月比-1.6%(予想0.7% 前回0.9←0.7%)、前年比-0.3%(予想1.1% 前回0.6%)
15:30 スウェーデン 3月の製造業PMI=54.7(予想54.9 前回55.7)
16:30 スイス 3月のSVME購買部協会景気指数=55.3(予想60.3 前回60.5)
16:55 独 3月の失業率=7.8%(予想7.9% 前回8.0%)、失業者数変化=-5.51万人(予想-4.5万人 前回-7.5万人)
17:30 英 3月の製造業PMI=51.3(予想51.0 前回51.3)
18:00 ユーロ 2月の失業率=7.1%(予想7.1% 前回7.1%)
21:30 カナダ 2月の鉱工業製品価格=前月比0.1%(予想0.7% 前回1.0←0.9%)、前年比-0.8%(前回0.0←-0.1%)
23:00 米 3月のISM製造業景況指数=48.6(予想47.9 前回48.3)、新規受注=46.5(前回49.1)、支払価格=83.5(予想77.0 前回75.5)、雇用=49.2(前回46.0)
23:00 米 2月の建設支出=前月比-0.3%(予想-1.0% 前回-1.0←-1.7%)
●昨日の主な発言その他
米国・カナダ
◎ポールソン米財務長官(ガイトナー・NY連銀総裁に宛てた書簡)=ベアー・スターンズ 買収支援で、財務省の収入が減少する可能性を認めていた。
◎バーナンキ米FRB議長=3日に上院銀行委員会で証言(日本時間午後11時)。
◎ピムコのグロス氏=米金融改革案、規制強化で投資銀行は収益打撃。
◎ポールソン米財務長官=金融行政改革案、一部は年内実施の可能性。
◎米リーマン・ブラザーズ=財務の健全性に対する不安解消に向け40億ドルの転換優先株を売り出し、クレジットスプレッドが縮小、株価が上昇。
欧州・英国
◎ブラウン英首相=世界経済は減速しているものの、4月11日のワシントンG7で金融市場の混乱対応に向け、緊急に行動することで合意。主要国や国際機関が緊急に金融市場の混乱の原因に対処する必要がある。国際金融システムの変更について一部合意することができると確信、直ちに変更する必要がある。
◎ノワイエ仏中銀総裁=ユーロ圏経済は米国に比べ金融危機の影響を受けにくく、短期的な見通しは米国よりも明るい。金融市場の混乱により、インフレ期待を抑制することが以前にも増して重要になっている。市場での貸し渋りは金融機関の利益にならず、緩和すべきだ。金融機関は依然としてリスクを懸念し過ぎている。米国が抱える問題の1つは、監督の明らかな甘さ。
◎ECB=初の期間6ヶ月もの、250億ユーロのリファイナンシング・オペの受付を開始。
◎ビーニ・スマギECB専務理事=ECBが金利を引き下げていれば、ユーロ圏のインフレ率はもっと上昇していた。3月のユーロ圏消費者物価指数伸び率は前年比3.5%と過去最高で、成長鈍化にもかかわらず、ECBが近く利下げする可能性が低下した。
◎ドイツ銀行=第1四半期に25億ユーロ(39億ドル)の評価損を計上→ 欧州株価が上昇
◎UBS=第1四半期に190億ドルの評価損を計上し、最終損益が120億スイスフランの赤字になるとの見通し。150億スイスフランの株主割当増資を検討→ 欧州株価が上昇。
◎UBS=昨年末以来サブプライムエクスポージャーを45%・オルトAを40%削減。株主総会で100億スイスフランの増資提案について投票。
日本・その他
◎国際通貨基金(IMF)2008年の世界経済見通し草案=GDP見通しは、米国0.5%(前回1.5%)、独1.2%(前回1.5%)。
◎トルコ憲法裁判所=イスラム系政党で与党の公正発展党(AKP)の解党などに関する検察当局の提訴を受理→ 政局不安にトルコリラ下落。
◎オーストラリア中銀=これまでの利上げは需要抑制 につながっている。内需の伸びが鈍化している一時的な兆候がみられる。金融状況の全体的なタイトニングは顕著。タイトニングが内需の伸び抑制を促している。当面の間、金融政策は適切。短期的にはインフレは高水準を維持しやがて低下へ→ 豪ドル売りが強まる。