2008年4月14日 本日の為替戦略
G7が終わり、声明文では為替に関する文言を久々に変更、為替変動に対する警戒感を一段と強めたが、トリシェECB総裁は為替の討議が「非常に微妙な問題」と発言、ドル安相場を反転させることができるのであろうか? 印象としては金融市場の混乱にかかわるテーマが中心のように思われ、正直なところ月曜日の為替市場がどのように反応するのかよくわからなくなっている。結果的にいつもならば、株価を見ながら、株価上昇=円売り、株価下落=円買いの行動を起こすことになるが、市場のセンチメントはドル安に傾いたままである。
本日の経済指標からは、特に重要なのは米小売売上高で過去においても為替変動は大きい。それ以外では、NZ小売売上高、スウェーデンCPI、英PPIも注意が必要である。
●ドル円
ドル円は、金融不安のヘッジ通貨である円とスイスフランは、金融市場の混乱が落ち着きを示すまでは、買い圧力が強く、資金の供給先ともなっている円に対しては、先高感が引き続き強い。しかし、投機的な円ロングポジションはが積み上がりやすく、一直円の円高も考え難い。暫くはレンジ相場が続き短期的な売り買いに徹したい。
ドル円の4時間チャートは、100円~103円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、101.46円、101.82円、102.33円、102.93円、103.06円、103.64円。下値のポイントは、100.18円、100.04円、98.48~54円、95.73円。RSIは38と横ばいで、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、100円~102.33円のレンジ。
●ユーロドル
ユーロドルは、1.5915と最高値を更新しながらも1.57台まで値を下げ、ユーロ買いも今ひとつはっきりとしない。G7後の通貨当局者の発言を気にしながらの売り買いとなりそうで、方向性は買いで1.5920を上抜けすると買いが加速するが、1.5700を割れではストップロスの売りが増えている。
ユーロドルの4時間チャートは、広くは1.55~1.59、狭い区は1.5650~1.5900のレンジで上昇が続いている。上値のポイントは、1.5839、1.5852、1.5895、1.5912、1.5940。下値のポイントは、1.5758、1.5724、1.5663、1.5509。RSIは59と横ばいで、RSIは買いを継続している。トータルの判断は、1.5758~1.5940のレンジ。
●ポンド円
ポンド円は、通貨当局者のポンド安期待や住宅価格の低迷にポンドの先安センチメントは強いものの、今後の利下げ継続期待もそれほど強くはなく、緩やかな下落が続きそうである。特にEURやAUDクロスではポンド安の期待が持てるが、ポンド円はレンジ相場の上下を抜け出すまで消極的な取引に徹したい。
ポンド円の4時間チャートは、広くは197円~205円のレンジ、狭くは198円~202円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、199.99円、201.37円、201.95円、202.07円。下値のポイントは、198.43円、197.36円、196.83円、194.55円。RSIは34と横ばいで、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、197.36~201.37円のレンジ。
●本日の経済指標・その他
07:45 NZ 2月の小売売上高指数=前月比予想0.0% 前回0.3%
08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月6・7日分)
10:30 豪 2月の住宅借入=予想0.5% 前回2.3%
16:30 スウェーデン 3月の消費者物価(CPI)=前月比予想0.8% 前回0.4%、前年比予想3.2% 前回3.1%、CPIX=前月比予想0.7% 前回0.4%、前年比予想2.1% 前回2.0%
17:30 英 3月の生産者物価指数(PPI)=コア・産出指数(output)=前月比予想0.4% 前回0.2%、前年比予想3.0% 前回3.0%、PPI・投入指数(Input)=前月比2.0% 前回1.7%、前年比予想19.3% 前回19.3%、PPI・産出指数(output)=前月比予想0.5% 前回0.3%、前年比5.6% 前回5.7%
18:00 ユーロ 2月の鉱工業生産=前月比予想0.2% 前回0.9%、前年比予想2.9% 前回3.8%
21:30 米 3月の小売売上高=前月比予想0.0% 前回-0.6%、除く自動車=前月比予想0.2% 前回0.2%
23:00 米 2月の企業在庫=前月比予想0.6% 前回0.8%