2008年3月31日  本日の為替戦略

週初で月末の為替相場は何が起きるのか判り難い。銀行のスポットディーラーやポジションテーカーは取引を手控えるなど、投機的な動きは抑制されやすいが、反面、その分、出会いが薄くなる相場で、実需や資本筋の動きに相場が動くこともある。さらに本日は、海外では四半期末、国内では決算期末となり、国内外共にフィキシングの特殊需要に相場が変動することが多く、日本では午前9時55分、欧州では午後9時10分、英国では午前零時がそれに当る。


本日は、ユーロ圏の消費者物価指数の発表があり、インフレを危惧するECB通貨当局者の関心の的となっており重要で、米国のシカゴ購買部協会指数も先行指標として注目したい。また、通貨当局者の発言予定も多く、どのような発言が飛び出すか判らないが、相場変動リスクがあることは間違いない。


●ドル円
ドル円は、先週末は、米国株は弱含みで推移し、円を買い戻す動きが続いたが、総じてレンジ内での取引が続き、方向性は円高ながら米国からの材料待ちのムードが強い。今日は3月の最終日で決算に使われる為替レートが仲値で決定され、いくらで決定さえるか興味深く、午後3時、午後5時にも動きが大きくなることが多く、海外市場ではロンドンフィキシングの午前零時には円クロスでドル円が動く事が多い。


ドル円の4時間チャートは、98.50円~101円のレンジで取引が続いているが、目先は99.50~100.50円に収斂している。上値のポイントは、100.07円、100.58円、100.88円、101.14円。下値のポイントは、99.07円、98.73円、97.80円。RSIは37と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りから買いに変化しているが、サインは弱く不透明。トータルの判断は、100.58円を超えるまでは売りを継続。


●ユーロドル
ユーロドルは、市場の評価は悪くなく、先週発表された独ifoも強く、本日発表されるインフレ率はECBターゲットの2%を遥かに超え3.2%と予想され、とてもではないが利下げを期待することは難しい。むしろ、米金融機関の混乱が無ければ利上げをしたいくらいだと思われ、インフレ抑制効果があるユーロ高を期待する声も相変わらず多い。


ユーロドルの4時間チャートは、1.59で上げ止まり、1.57~1.5850のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、1.5903、下値のポイントは、1.5752、1.5688、1.5660、1.5583。RSIは72と横ばいで、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、1.5700~1.5900のレンジを上下共に抜け出すまでは方向感が定まらないが、買いが優勢。


●ポンド円
ポンド円は、ポンド安のセンチメントと強く、ポンドは投機的なポジションでショートに入りやすいが、高金利通貨であるだけに、キャリー・ロスは如何ともしがたい。ポンド売りも短期的になりやすく、時間の経過と共に下げ渋ると買い戻しが入りやすい。もちろんこれはポンド円も同じことである。


ポンド円の4時間チャートは、197.50~202円のレンジで取引が続き、下限を試している。上値のポイントは、198.43円、200.79円、202.07円。下値のポイントは、196.04円、195.07円、192.53円。RSIは42と下降ラインが続き、トレンドモメンタムも売りに変化している。トータルの判断は、売り。


●本日の経済指標・その他
06:45 NZ 2月の住宅建設許可=前月比予想 前回3.3%
08:50 日本 2月の鉱工業生産・速報=前月比予想-2.0% 前回-2.2%、前年比予想3.1% 前回2.2%
16:00 スウェーデン 3月の製造業信頼感指数=予想0.0 前回-1.0、消費者信頼感指数=予想2.0 前回0.9
17:00 ノルウェー 2月のCredit Growth=前年比 前回14.3%
17:00 ユーロ 2月のマネーサプライM3・季調済=予想前年比11.5% 前回11.5%、Credit Growth=前年比予想12.8%、 前回12.7%
18:00 ユーロ 3月の消費者物価指数(CPI)速報=前年比予想3.3% 前回3.2%
18:00 ユーロ 3月の消費者信頼感指数=予想-12 -12、製造業=予想1.0 前回0.0、サービス業=予想10 前回10
18:30 英 3月のGfk消費者信頼感指数=予想-18 前回-17
21:30 カナダ 1月のGDP=前月比予想0.5% 前回-0.7%
22:45 米 3月のシカゴ購買部協会景気指数=予想46.5 前回44.5
未定(31日~4月5日) 独 2月の小売売上高=前月比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想1.1% 前回0.6%
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