2008年3月3日 本日の為替戦略

いよいよ3月が始まり、来週3月10日からは北米市場ではサマータームに移行し、今週は冬時間では最後の週となる。


先週末の海外市場では米国株価は大きく値を下げドル売りと円買いが続いたが、3日(月曜日)のアジア市場でもこの影響を強く受けることは必至で、アジア株や日経平均株価の下落が予想され、株安=円高のシナリオになりやすい。


先週末がドル円では安値圏で終了、ポジション調整のドル買い戻しが弱いものだったことを考えれば、オセアニア市場や早朝のアジア市場から円高を試す動きが考えやすく、後は、株価を見ながらの取引になりそうである。


本日の経済指標では、景気の先行指標となる製造業PMIが、スウェーデン、スイス、独、ユーロ、英国の各国で発表される。米国ではISM製造業景況感指数発表され、市場センチメント先行して読み取ることができる。また、ユーロCPI、カナダGDPも注目したい。


●ドル円
ドル円は、先週末の米国株価下落の影響は避けられず、日本株安=円高にどこまで下げるのか試すことになりそうである。しかし、通貨当局者から円高をけん制する発言も子の水準まで円高になれば意識する必要があり、本邦輸出企業にとってはダメージが大きい。103.50~80円の水準では長期的な上昇ラインが横たわり、重要なポイントに極近づいており、下抜けできないようならばドルの買い戻しも入りやすくなる。


ドル円の4時間チャートは、105.50円~108.50円のレンジの下限を割り込み、上値を失敗した反動に大きく値を下げている。上値のポイントは、104.34円、104.74円、105.40円。下値のポイントは、103.50~65円、103.27円、102.56円。RSIは10と最近には無い低い水準で下降ラインを続け、トレンドモメンタムも売りを継続している。トータルの判断は、売りの流れは続き、103.50~65円を維持できれば105.40円近くまでの戻りも期待でき、戻り売り相場となるが、割り込むと103.27~102.56円がターゲットとなる。


●ユーロドル
ユーロドルは、28日の高値1.5230を29日にやっと10ポイントだけ上回り1.5240まで上昇、終値でも28日1.5198、29日1.5180を少しだが値を下げている。イメージはドル大幅下落にもかかわらず、実のところは伸び悩みユーロ買いにやや警戒感が流れている。今週金曜日の米雇用統計を前に大きく値を下げるとも思えず、ユーロ買いの流れを考えれば、調整局面を待ち押し目で買いになりそうである。


ユーロドルの4時間チャートは、上昇トレンドの上限を抜け、新たな上昇トレンドが形成され、ラインの中間から上限で取引されている。上値のポイントは、1.5262、1.5297、1.5436。下値のポイントは、1.5173、1.5135~46、1.5072、1.5035。RSIは75と上昇ラインが続き、トレンドのある上昇が続き、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、1.52近辺で相当売り買いが交錯しており、1.5135~46まで待って買い。1.5035を割り込むまでは買いが続く。


●ポンド円
ポンド円は、3日間で213円→206円まで7円近く急落しトリプルトップを形成し、今度はトリプルボトムを試すことになる、204円半ばが非常に重要になっている。ポンドドルが1.94~2.00のレンジの上限近くで比較的堅調に推移し、現時的ではポンドドルの売りがポンド円を先導するシナリオも考え難く、残るはドル円の相場如何となるが、これが警戒を要する水準だけに、どうも扱い難い。


ポンド円の4時間チャートは、目先は急落しているが、205.90~213.85円、204.50~214.00円の大きなレンジでの取引が続いている。上値のポイントは、207.49円、208.44円、208.75円、208.92円、209.98~04円。下値のポイントは、205.87円、204.58円、204.28円、195.10円。RSIは25で下降ラインが続き、トレンドモメンタムも売りが続いている。トータルの判断は、2月7日の安値205.87円に迫り、これを割り込むと204.55まで下落する可能性が高まり、これを割り込むには相当のエネルギーと材料が必要となるが、長期間続いた204.50~214.00円のレンジをブレークすると中期的には195.10円までの大幅な下落に繋がる可能性が高まる。

 
●本日の経済指標・その他
16.30 スウェーデン 2月の製造業PMI=予想54.9 前回54.6
17:30 スイス 2月のSVME購買部協会景気指数(PMI)=予想 前回61.6
17:55 独 2月の製造業PMI=予想54.0 前回54.4
18:00 ユーロ 2月の製造業PMI=予想52.3 前回52.8
18:30 英 2月の製造業PMI=予想51.2 前回50.6
19:00 ユーロ 2月の消費者物価指数(CPI)・速報=前年比予想3.2% 前回3.2%
22:30 カナダ 12月のGDP=前月比予想-0.2% 前回0.1%、第4四半期の年換算GDP=1.1% 前回2.9%、第4四半期GDP=予想 前回0.7%
00:00 米 2月のISM製造業景況指数=予想49.0 前回50.7
00:00 米 1月の建設支出=前月比予想-0.6% 前回-1.1%
00:00 米 2月の自動車販売台数=予想1545万台、前回1525万段
ポールソン米財務長官があいさつ
全米企業エコノミスト協会(NABE)の会合
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が講演「金融政策の信頼性へのシステマテチックなアプローチの利点」
ユーロ圏財務相会合