2008年3月27日 本日の為替戦略
イースター休暇明け二日目で、EURUSDは1.5859まで上昇し、過去6日間の下げを回復し、これである意味では振り出しに戻ったことになる。後は17日の高値1.5905を超えられるか否かで、相場の流れや市場のセンチメントは急変してくる。超えれば当然買いで1.60台を試し、通貨当局者の反応を試すことになり、失敗すると、ダブルトップとなり、また下落が始まることになる。
独・ユーロ圏の経済指標は強く、特に独ifoは驚きで、トルシェECB総裁の議会証言から、現在の金利水準を変更するつもりはなく、利上げも・利下げもしないと判断してもいいだろう。逆に、キングBOE総裁の証言では、インフレ率3%の可能性はあるが、金融問題は困難で新たな局面に入り、利下げを実施する覚悟を決めていると思われ、4月10日には0.25%の利下げの可能性が高くなっている。BOE当局者も一段のポンド安を予想し、ビーンBOE理事・首席エコノミストも同意権である。
このことだけを単純に考えれば、EURGBPの買いで昨日既に相当上昇している。クロスではGBPJPYの売り+EURJPYの買いとなるが、どうもその動きも鈍く、金利面を考えれば、GBPAUDの売りだが、こうもこれも反応が鈍い、不思議な値動きである。
本日の経済指標・その他では、米GDPの確報値は注目され、各国の通貨当局者の発言も今日は多い。
●ドル円
ドル円は、101円、100円と上値を切り下げ、ついに98.87円まで下落、99円台の終値は過去9日間中6日間では、最低が97.39円、最高が101.04円。本邦決算期末の特殊要因を除けば、どうも主体性が無い。今日も、株価を睨みながら、過大な円高も期待は薄く、レンジ相場だけを考えたいが、円高リスクがやや強くなっている。
ドル円の4時間チャートは、長い下降トレンドから上昇に変わり、そして100円を中心に上下1円で取引が続いている。上値のポイントは、100.07円、100.58円、100.88円、101.14円、101.45円。下値のポイントは、98.73円、98.27円、97.80円、96.03円。RSIは47と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りに転換している。トータルの判断は、売り。
●ユーロドル
ユーロドルは、1.58台を回復し1.5859まで上昇、米国市場の午後で薄商いの中とは言え、過去6日間の高値を更新し、歴史的な高値の1.5905まで今一つの水準まで上昇した。先週のイースター休暇直前の安値1.5396から450ポイント近く上昇し、米国がサプライズなベアー・スタンーズ救済策の発表と公定歩合の引き下げ時の水準になり、1.5905を超えてくると米経済回復期待のドル買いが完全に否定されることになり、ドルの下落が続く可能性が高くなる。
ユーロドルの4時間チャートは、長い上昇トレンドから下降に変わり、いま再び上昇トレンドに入っている。上値のポイントは、1.5903、1.6017、1.6245。下値のポイントは、1.5752、1.5729、1.5688、1.5660、1.5583。RSIは74と上昇ラインが続き、トレンドモメンタムは買いが続いている。トータルの判断は、買い。
●ポンド円
ポンド円は、GBPUSDは2.01台を回復し、GBPJPYが201円台を回復、一時上昇期待が高まったが、キングBOE総裁から利下げを示唆する発言に値を下げ、完全に梯子を外された形になっている。しかし、不思議なことに、4月のBOE利下げ期待と景気低迷の不安にも、終値ベースで見ると、2.0091と前日2.0062を上回り、14日金曜日の推移に次ぐ高値で引け、ポンドは弱いのか強いのかよく解らない状況となっている。セオリーは悪材料に反応しないときには強気!
ポンド円の4時間チャートは、方向感もなく、197円~202円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、199.82円、200.79円、201.79円、202.07円、204.33円。下値のポイントは、198.43円、197.93円、195.07円、192.53円。RSIは55で揉み合い、トレンドモメンタムは買いを継続しているがやや弱含み。トータルの判断は、売り買いミックスか弱いながらも買いが優勢。200.79~201.79円を超えたら買いに変化。
●本日の経済指標・その他
06:45 NZ 2月の貿易収支=予想-1.8億NZドル、 前回-3.2億NZドル、
06:45 NZ 第4四半期の経常収支=前期比予想-34.99億NZドル、前回-51.74億NZドル、前年同期比予想-138.8億NZドル、 前回-142.3億NZドル
09:30 豪 オーストラリア中銀 金融調査
16:10 独 4月のgfk消費者信頼感調査=予想4.5 前回4.5
20:00 英 3月のCBI販売業=予想-5.0 前回-3.0
21:30 米 第4四半期のGDP・確報値: 前期比年率=予想0.6% 前回0.6%、デフレータ予想=2.7% 前回2.7%、最終需要=予想2.1% 前回2.1%、コアPCE価格指数=予想2.7% 前回2.7%、PCE価格指数=予想4.1% 前回4.1%
21:30 米 第4四半期企業利益=予想-0.1% 前回0.0%
21:30 米 新規失業保険申請件数(3/23までの週)=予想36.0万件 前回37.8万件
23:00 米 2月の求人広告指数=予想20 前回21
未定(25~28日) 独 3月の消費者物価指数=前月比予想0.3% 前回0.5%、前年比予想2.9% 前回2.8%、HICP=前月比予想0.3% 前回0.5%、前年比予想3.0% 前回2.9%
Gjedremノルウェー中銀総裁発言
クロズナーFRB理事、銀行融資・住宅所有関連法について講演
スターン米ミネアポリス地区連銀総裁が講演 「経済と金融政策についての視点」
ロックハート米アトランタ地区連銀総裁が経済見通しについて講演
ミシュキンFRB理事が講演「コンフォートゾーン(comfort zone)」
マコ ミック米財務次官が講演「米日の経済関係:変貌する世界で不可欠なもの」