2008年3月25日 本日の為替戦略

さあ、イースター明けの相場の前哨戦となった昨日の米国市場では、株価が上昇し円売りの流れがとなった。米経済対策と金融緩和に、先週月曜日から続いたドル高傾向が確認されたようにも思え、やや相場観を修正している。米経済回復期待も確信が持てず、ドルを取り巻く環境は変わらず、ドル下落傾向が終了したとも思えず、ドルベアとブルが拮抗し、上下を繰り返すことが予想される。


ドル売りの材料とされていた、ベアー・スターンズの破綻(?)も阻止され、JPモルガンによる買収額も一株当り2ドルから10ドルに引き上げ、NY連銀が買収支援で290億ドルのターム物資金を供給し、差出担保の管理会社を設立すると発表。米CITグループが海外投資家と資金調達に関して協議する。まだまだ悪材料が残るが、徐々にでは改善している。


ボーフィンガー独経済諮問委員会委員は、「中央銀行は影響を受けた銀行を集中治療室の患者のように面倒を見ている、投資家は預金について心配する必要はない」と語っているが、FRBもこのように一人一人集中治療室で治療にあたっているように思えるが・・・・・。


しかし、直ぐに回復できるか、回復できず今後も集中治療室での治療が必要なのか、よくわからないが、円やクロス相場も、回復期待のドル買い=株高=円売り、それと、回復遅れのドル売り=株売り=円買いを繰り返すことが予想される。


●ドル円
ドル円は、どのような要因かは別として、100円台を回復したことで、実需筋は一安心していると思われ、輸出為替担当者は積極的にドル売り予約を取ることが予想される。特に、3月14日の100割れ後の戻り高値101.15円が意識され、投機筋もこの水準を意識している。


ドル円の4時間チャートは、下降トレンドが続きながらも、目先は三角持合から上抜けしている。上値のポイントは、101.14円、101.45円。下値のポイントは、100.58円、100.07円、99.07円。RSIは56と上昇ラインが崩れているが、トレンドのある相場になるのか、反転するのか見極めが必要。トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、買いで、上値は101.45円がターゲット、その後はドル売りに変わりやすい。


●ユーロドル
ユーロドルは、1.59台からの調整が1.53台で終了したか否かの判断が重要になっている。過去二日の安値1.54を割り込んだが簡単に反発、値を戻し、1.5450超えでは上値は重く超えられず、結局はこの三日間は上下に振れながらも揉み合いとなった。本日はいよいよ本命の欧州市場が長いイースター休暇が明ける。このレンジを抜けた方向に追従したい。


ユーロドルの4時間チャートは、下降トレンドから1.5350~1.5450の100ポイントで揉み合いとなっている。上値のポイントは、1.5454~66、1.5525、1.5555、1.5339。下値のポイントは、1.5300、RSIは36と下降ラインが崩れているが、トレンドのある相場になるのか、反転するのか見極めが必要。トレンドモメンタムは売りを継続。トータルの判断は、1.5350~1.55台のレンジに入りやすい。


●ポンド円
ポンド円は、英系金融機関の損失計上とのウワサ+金利引き下げ観測に、ポンド安の流れを予想しているが、200円の大台をまたしても回復、どうも底堅くなってきているように感じられる。もっとも、広くは引き続きレンジ相場が続き、イースター休日による調整による値動きの可能性もあり、昨日の米国市場に続き、本日の欧州市場を見極めたいが、昨日の急上昇に上値を試す動きが続きそうな気配である。


ポンド円の4時間チャートは、下降トレンドが続きながらも、目先は三角持合から上抜けしている。上値のポイントは、200.79円、201.79円、202.07円、204.33円。下値のポイントは、198.43円、197.03円、195.07円、192.53円。RSIは48と上昇ラインが崩れているが、トレンドのある相場になるのか、反転するのか見極めが必要。トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、買いで、202.07円がターゲットで、その後はユーロ売りに変わりやすい。


●本日の経済指標・その他
21:30 カナダ 1月の小売売上高=前月比予想1.2% 前回0.6%、除く自動車前月比予想18.0% 前回-0.4%
22:00 米 1月のケース・シラー米住宅価格指数=前月比予想 前回-2.1%、前年比予想 前回-9.1%
23:00 米 3月の消費者信頼感指数=予想73.5 前回75.0
23:00 米 3月のリッチモンド連銀製造業指数=予想-5 前回-5
未定(25~28日) 独 3月の消費者物価指数=前月比予想0.3% 前回0.5%、前年比予想2.9% 前回2.8%、HICP=前月比予想0.3% 前回0.5%、前年比予想3.0% 前回2.9%