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外国為替再入門 4 直物(スポット)レート、先物(フォワード)レート

直物は2営業日後に決済


外国為替レートは、通貨の交換レートですが、決済期間の長さによってレートは異なります。一般的に為替相場、為替レートという場合は、スポットレート、直物レートのことを指します。テレビ、新聞などの報道で使われる「為替相場」は、直物レートのことです。


直物とは、通貨を交換することを契約した日から2営業日後に決済する(受け渡し)為替のことです。直物は世界中で取引されています。


先物は2営業日以上先の決済日


直物に対して、決済日が2営業日以上先の取引を先物といいます。フォワードともいいます。通貨の受け渡しが3ヶ月先、6ヶ月先に行われる為替取引です。このときの交換レートを先物レート、フォワード・レートといいます。製造業などの輸出企業が販売計画を立てるのに、販売時の価格が決まっていないと経営に影響を与えます。ですから計画時に先物を予約して、為替レートを確定しておくことで、事前に販売額などの数値を確定しておくのです。


多くの場合、期間は1年未満です。しかしこの期間はルールで決まっているわけではありません。企業が求めれば銀行は為替レートを提示してきます。ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンドドルなど、メジャー通貨同士であれば5年先くらいまで先物市場でレート提示されます。通常は1年未満の取引が大半です。


インターバンク市場では、スポットの日から1ヵ月後、2ヵ月後のような期日で取引されます。
これもルールがあるわけではないので、企業顧客から求められれば不定期な期日であってもレート提示されます。


直物は、2営業日後に決済される取引ですが、当日、翌日の決済も直物として解釈します。
実務的には当日物、翌日物、1週間ものなどと呼び分けています。


ドル円取引の場合の資金決済は、ドルはアメリカで、円は日本で実行されます。実際には、取引相手の銀行のニューヨークに持つドル口座と東京に持つ円口座との間で、資金の振り替えによって処理されますから物理的に現金が移動するものではありません。


また、先物為替レートは、通貨間の金利差によって決定します。金利差が年5%あったとすれば、1年先のレートは5%のディスカウントとして算出されます。