2008年2月26日 本日の為替戦略
最近の為替相場は、ドル高期待の買いと、事態が一向に改善しない米経済の失望売りを繰り返し、主要通貨ではレンジ相場に入っている。レンジ相場なら、7~8%台の高金利であるAUDとNZDを買い、金利差を狙おうと言う趣旨なのか、円を売る動きを考えるのは理に適っており、AUDJPYは久々の100円台に乗せ、CADJPYは108円台、NZDJPYは87円台、CHFJPYさえも99円台まで上昇した。
中国投資有限責任公司は日本株投資に100億ドルを検討しているといわれ、ドバイ政府系ファンドは対米追加投資を控える方針を示し、アジア、特に製造業部門を積極的に検討とある。この巨額な資金が再び米国へ向かうことになればドル高が始まるのであろうが、まだまだ不透明。
27日のバーナンキFRB議長の議会証言を前に、何処まで投機的なポジションを積み上げることができるかは疑問で、目先の値動きは気になるものの、短期売買を繰り返す以外なさそうである。
本日の経済指標からは、独IFOは独経済の低迷が予想され、米PPIではインフレ上昇が確認されるのかが注目されている。
●ドル円
ドル円は、昨日の円全面安はいったい何であろうか? 別にドル安=円安の動きでもなく、高金利のAUDやNZDでの円売りは理解しやすいが、弱いCADに対しても円は下落し、株高=円安の方程式だけが理に適っている。テクニカルで円売りが始まった可能性もあり、それはそれで理解できるが、バーナンキFRB議長の議会証言の影響は大きく、それを拡大するのも怖い。
ドル円の4時間チャートは、08円台再び回復、107円~108.50円の以前の水準で取引が続いている。上値のポイントは、108.32円、108.55~61円、108.88円、109.56円。下値のポイントは、107.70円、107.57円、107.33円、106.94円。RSIは51と下降ラインを上抜け、トレンドモメンタムは買いに変化している。トータルの判断は、①106.94円~108.61円のレンジを予想するが、上昇圧力が強まりドル買いに変化した可能性が強まっている。
●ユーロドル
ユーロドルは、GBPUSDの終値は22日1.9672、25日1.9672、EURUSDは22日1.4830、25日1.4830・・・。これでは如何ともし難い。海外ディーラーの相場観は、上がっても1.5台ぎりぎり、逆にユーロ安を予想する割合が多い。今回の上昇が何処まで続くのかを確認してから、売りを考えているが、結局は動かず、それも難しい。
ユーロドルの4時間チャートは、上昇トレンドが続き、ラインの中間地点で取引が続いている。上値のポイントは、1.4845、1.4910、1.4945~65、1.5029。下値のポイントは、1.4774~86、1.4758、1.4635。RSIは横ばいで、トレンドモメンタムも買いを継続している。トータルの判断は、1.4775~1.4910のレンジ。期待感はその後下落へ転換。
●ポンド円
ポンド円は、相変わらず投機的な値動きが強く、終値では212円台と久々の高値を示現し、持ち合いの上値を超えたことで、ポンド買いが強まる可能性が出ている。クロス全般でも円売りが加速していることで、暫くはこの流れが継続することを期待したい。
ポンド円の4時間チャートは、三角持合の上値を抜けている。上値のポイントは、213.69円、213.86円、214.15~30円。下値のポイントは、210.84円、209.46~63円、208.75~92円。RSIは62と上昇ラインが続き、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、買い。
●本日の経済指標・その他
18:00 独 2月のIFO景況指数=予想102.8 前回103.4、現況指数=予想107.2 前回107.9、期待指数=予想98.7 前回99.0
20:00 英 2月のCBI販売業調査=予想4.0 前回4.0
22:30 米 1月生産者物価指数(PPI)=総合指数前月比予想0.3% 前回-0.1%、前年比予想7.2% 前回6.3%、コア指数=前月比予想0.2% 前回0.2%、 前年比予想2.2% 前回2.0%
23:00 米 12月のケース・シラー米住宅価格指数=予想 前回-2.1%
00:00 米 2月のリッチモンド連銀製造業指数=予想-5 前回-8
00:00 米 2月の消費者信頼感指数=予想83.0 前回87.9
コーンFRB副議長米経済と金融政策についての講演