2008年2月25日 本日の為替戦略

月曜日の相場は、前週の流れを受け継ぐことが多い。先週金曜日は、米フィラデルフィア連銀景況指数の大幅悪化に、リセッションを危惧した株安+ドル売りが続いていたが、米国市場引け間際に、モノライン社の救済策が今週の月曜日・火曜日にでも発表さえるとの報道を材料に、急速に株価は回復+ドル買いとなった。


今日・明日は、その救済策の内容と評価を見ながらの取引となるが、米国の経済指標は強弱混在しながらも、米経済を危惧する声が一段と強まっている。米国発のサブプライム問題が広まり、景気低迷による追加利下げと、強まるインフレ懸念とで、FRBは非常に難しい選択に迫られており、ドルに対して不安感が広まっている。


その中で、本邦企業のリパトリのクロスで円買いにたして、個人投資家はAUDのみならず、NZD債への投資を増加させ、NZの2月のURIDASHI額は3倍近く急拡大しているといわれている。しかし、これらの通貨高も投機的な色彩が濃く、長続きできるかは疑問である。


本日の経済指標からは、米中古住宅販売件数とトルシェECB総裁の発言には注意したい。


●ドル円
ドル円は、先週前半続いたドル買いの反動に週末に106円台まで下落、終値では107円台を回復したものの、ドルの弱気なセンチメントは払拭できず、特筆する円買いの材料な無いが、108円台トライが失敗しただけに、107.50~60円の高値をクリアに超えるまでは、下値を試しやすい。


ドル円の4時間チャートは、107円~108.50円レンジの下限を割り込み再びもとのレンジに戻っている。上値のポイントは、107.33円、107.57円、107.70円、108.32円。下値のポイントは、106.94円、106.70円、105.91円、105.65円、104.96円。RSIは37と下降ラインが続き、トレンドモメンタムも売りが続いている。トータルの判断は、107.33円、または、107.57円を超えるまでは売りを継続。


●ユーロドル
ユーロドルは、米国が弱いとユーロが強く、NZDやAUDのように特別上昇力が強いわけではないが、ECBの金利据置きとFRBの利下げ観測に、気がつけば再び1.48台まで上昇、緩やかな上昇が期待できそうである。


ユーロドルの4時間チャートは、上昇トレンドが続き中間から上限の間で取引が続いている。上値のポイントは、1.4870、1.4955、1.5029。下値のポイントは、1.4802、1.4758、1.4729、1.4635。RSIは68と高値圏で横ばいが続きトレンドのある流れとなっており、トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、買い。または、1.4802~1.4870のレンジ。


●ポンド円
ポンド円は、かつては一番の投機通貨で動きも激しかったが、最近は珍しく揉み合いが続いている。気がつけば上値が切り下がり、下値がきりあがる三角持合に入り、そろそろ終点近くに到着しつつあり、次の方向性を確かめる時期に近づいているように思えてならない。


ポンド円の4時間チャートは、208円~212円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、210.81円、211.09円、212.00円、213.69円。下値のポイントは、210.04円、208.92円、208.75~80円。RSIは48とニュートラルゾーンで横ばいが続き、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、買いだが、210円~211.10円のレンジを抜けた方向に流れが加速する可能性が高い。


●本日の経済指標・その他
09.01 英 2月のホームトラック住宅価格=前月比予想 前回-0.3% 前年比予想 前回2.3%
00:00 米 1月の中古住宅販売件数=予想-1.8%・480万件 前回-2.2%・489万件
17:30 スウェーデン スウェーデン中銀(Riksbank)政策会議の議事録公開
トルシェECB総裁発言
ブロズナーFRB理事リスク管理についての講演
ミシュキンFRB理事インフレ安定化についての講演