2008年2月21日 本日の為替戦略
為替市場は相変わらず投機的な売買が主流で、金融機関の混乱に、市場参加者の質は変わり、一部の巨大な投機筋が市場を動かしている、それも短期取引が中心のように思われてならない。
為替市場の反応は予想外に冷静ではあったが、リュトガース独ノルトライン・ウエストファーレン(NRW)州政府首相は、独の州立銀行は世界的なクレジット市場の混乱の影響で危機的状況にあると発言、ウェーバー独連銀総裁の独金融機関は健全との発言の信憑性はどうなのであろうか? ユーロの弱気な見通しが増えることが予想される。
イングランド銀行MPC議事録では、ブランチフラワー委員が0.5%の利下げを主張した。金利動向は目まぐるしく予想が変わるが、次回のBOE金融政策委員会では利下げ観測が強まり、ポンドの売り材料となりやすい。
FOMC議事録では、「住宅価格の一段の下落・家計の資産や信用へのアクセス縮小の可能性はかなりのリスク」、「FRBの大半は成長へのリスクは下向き・失業率のリスクは上向き」とあり、先のCPIが強く利下観測が後退したが、3月の再利下げ観測は強まっている。また、「成長見通し改善すれば、利下げのおそらく急激な反転が必要となる可能性」も指摘されているが、暫くはこの心配も必要なさそうである。
●ドル円
ドル円は、日々円のセンチメントは変化し、108円台に乗るとドルブルになり、ショートが切らされ上昇し、107円台に入ると、ドルベアになり、ロングが切らされ下落し、結局はレンジ相場が続き、元の水準に戻ることが多い。いつまでもレンジ相場が続くとは思えないが、まだ、純張りの儲けは薄く、逆張りが有効となる取引が続いている。
ドル円の4時間チャートは、107円~108.50円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、108.39円、108.55円、108.61円、108.88円。下値のポイントは、107.55円、107.61~73円、107.20~27円、106.99円。RSIは54と横ばいで、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、107.20~108.55円のレンジで、抜けた方向に追従。
●ユーロドル
ユーロドルは、ユーロ安の期待感は強く、材料も売りが多いが、結果は、これもレンジ相場を抜け出すことはできないでいる。上昇も一服感はあり、1.4730を超えることができないと、本格的な下落となるのだが、これを期待しながらも、目先はレンジ相場を続ける以外なさそうである。
ユーロドルの4時間チャートは、下降トレンドを一時割り込んだが再び上昇トレンドに戻している。上値のポイントは、1.4729、1.4755、1.4794~98。下値のポイントは、1.4651、1.4615、1.4590、1.4516。RSIは58でやや下げ方向となり、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、1.4590~1.4730のレンジ、または、1.4695~1.4798のレンジ。期待感は下げ。
●ポンド円
ポンド円は、ポンド安の期待感は強く、短期的な売りが脹らむことが多く上下を繰り返すことが多く、3月の利下げ観測は売り材料となっているが、ポンドのショートポジションが多いのか予想外に動きは鈍い。ポジションを減らし下げのタイミングを待つことにしたい。
ポンド円の4時間チャートは、208円~211円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、210.28円、210.84円、212.00円、212.45円、213.93円。下値のポイントは、208.92円、208.80円、205.68円、204.66円。RSIは37と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、売り。
●本日の経済指標・その他
08:50 日本 1月の通関ベース貿易収支=予想209億円 前回8779億円
08:50 日本 12月の全産業活動指数=前月比予想0.3% 前回-0.5%
09:30 豪 第4四半期の平均週間賃金=予想 前回1.0%
16:15 スイス 1月の貿易収支=予想 前回1.981億スイス
17:15 スイス 1月の生産者輸入価格=前月比予想0.0% 前回-0.1%、前年比予想3.1% 前回3.0%
18:00 ノルウェー メインランド第4四半期GDP=前期比予想1.2% 前回1.9%、前年比予想6.3% 前回6.6%
18:00 ユーロ 12月の経常収支=予想2億ユーロ 前回7億ユーロ
18:00 ユーロ 12月のnet investment flow=予想 前回212億ユーロ
18:30 英 1月の小売売上高=前月比予想0.2% 前回-0.4%、前年比予想4.7% 前回2.7%
22:30 米 新規失業保険申請件数(2/17までの週)=予想35万件 前回34.8万件
00:00 米 1月の景気先行指数=前月比予想-0.1% 前回-0.2%
00:00 米 2月のフィラデルフィア連銀景況指数=予想-11.0 前回-20.9