2008年1月8日 本日の為替戦略

本邦勢の参入に円売りが再開され、投機筋のポジション調整が始まった。年末・年始から続いた円ロング・ポジションの調整が暫く進む可能性が高く、短期的にはドル円の買い、ユーロドルの売り、ポンド円の買いの流れに入っている。この流れがどこまで続くのかを試す動きが続きそうだが、中期的なトレンドは明確な変化は無く、ドル円の売り、ユーロドルの買い、ポンド円の売りが続き、結果として、短期取引では値の荒い変動幅が広くなる可能性が高い。

年始の相場は、投機的な動きと思われることが多く、市場の相場観もブル・ベアが混在していることで、一方向に動き難い展開が続やすく、ポジションの逆を狙うもの方法。正攻法では、米=金利引き下げ、ユーロ・英国=金利変更なしから、これらの通貨の組み合わせになりやすい。

●ドル円
ドル円は、本邦勢の本格参入に円売りの流れとなったが、円は予想外に健闘しているようにも思える。相変わらず投機色の強い展開となっているが、ドル円110円台からの本邦勢のドル売り意欲は相当強く、クロスでの円買い戻しも限定的と思われ、暫くは売りと買いが交錯し、投機ポジションが積み上がった方向の逆に動きやすい。

ドル円の4時間チャートは、ダウントレンドも崩れ、108円~109.80円のレンジに入っている。上値のポイントは、上値のポイントは、109.53円、109.71~79円、110.46~55円。下値のポイントは、109.02円、108.59円、108.24円。RSIは37と緩やかな上昇ラインが続き、トレンドモメンタムは買いに転換している。トータルの判断は、上値トライが続くと予想、広くは108.50円~110.55円のレンジ、狭くは108.60円~109.80円のレンジを予想。中期的には110.60円を超えなければ本格的なドル買いになり難い。

●ユーロドル
ユーロドルは、1.4850以上を維持することができず、逆に、1.4650以下を試したがこれも失敗。FOMCの利上げ観測に反し、トルシェECB総裁の発言からは、ECBが金利引き下げに動くことは予想できず、金利差拡大=ユーロ高の流れを否定できない。押し目買いの流れが続きやすく、1.5000を超えられたらユーロ高の流れが確認できるのだが、なかなか一朝一夕になりそうにない。

ユーロドルの4時間チャートは、上昇ラインが崩れ、1.4570~1.4850のレンジに入っている。上値のポイントは、1.4721、1.4746、1.4760、1.4824。下値のポイントは、1.4650、1.4567、1.4516、1.4476。RSIは56と下降ラインを上抜けたが、トレンドモメンタムは売りに転換している。トータルの判断は、下値トライが続くと予想、広くは1.4567~1.4824、狭くは1.4650~1.4824のレンジ。中期的にはユーロ買いが続いている。

●ポンド円
ポンド円は、クロスの円高のリード役となっているポンド円の下落も、ようやく下げ止まりレンジ相場に入っている。年末・年始の円買いの流れが終わり、円売り相場が始まった可能性は低く、円ロング・ポジションの巻き戻しが中心と思われ、高値での買いは控えたい。

ポンド円の4時間チャートは、下降トレンドが続き、目先は213.50~217円のレンジで取引されている。上値のポイントは、215.52円、216.80円、217.40円、219.19円、下値のポイントは、213.57円、211.61円、211.14円。RSIは32と上昇ラインが続き、トレンドモメンタムは買い転換している。トータルの判断は、上値とトライが続くと予想、中期的には売りは変わらず、216.80円を超えることができれば、買い反転する可能性が高まる。

●本日の経済指標・その他
09:01 英 BRC小売売り上げ=予想 前回1.2%
09:30 豪 11月の住宅建設許可=前月比予想0.0% 前回-2.8%
19:00 ユーロ 11月の小売売上高=前月比予想0.5% 前回-0.7%、 前年比予想0.50% 前回0.20%
20:00 独 11月の製造業受注=前月比予想-1.8% 前回4.0%
22:55 米 レッドブック小売売上高=前月比予想 前回-0.7%、前年比予想 前回1.6%
00:00 米 11月の中古住宅販売保留=予想-0.5% 前回0.6%
05:00 米 11月の消費者信用残高=予想75億ドル 前回47億ドル
プロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁の講演会「2008年の経済見通し」
ローゼングレイン・ボストン地区連銀総裁の講演会「2008年の経済サミット展望会議」