2008年1月31日 本日の為替戦略
本日は月末。ポジション調整の売買や、特殊玉にロンドンフィキシングには注意。
米第4四半期のGDPは非常に弱く、一月最終日となった今でも、前期から回復している兆しは見られず、今年第1四半期の成長拡大も難しそうである。FOMCは0.5%の政策金利を引き下げ、3.0%となり、主要国との金利差は開く一方で、比較的金利の高い通貨が買われる生地を作ってしまった。
今週のメインイベントの最後は、明日金曜日の米雇用統計だが、昨日のADP全国雇用者数=13.0万人(予想4.5万人 前回3.7←4.0万人)と予想を大幅に上回ったことで、強く出る可能性が残るが、現時点のドルに対するセンチメントは非常に悪く、他の主要通貨も金利差を除けば、決して良い状況とは言えない。そうなれば消去法として円の地位が上がる可能性が出てくる。
本日の経済指標からは、米個人消費支出のコアPCE価格指数、シカゴ購買部協会景気指数が注目される。
●ドル円
ドル円は、株価の回復に円売りが強まったが、結局は107.50円以上の上値の重さを確認したことになった。世界的な経済成長の鈍化と金利引き下げ圧力に、円売りの流れも続かず、引き続きレンジ相場から、上値トライの反動に、レンジの下限を試す可能性が高くなっている。
ドル円の4時間チャートは、106円~108円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、107.46円、106.76円、107.79円、107.88円、108.91円。下値のポイントは、106.02~08円、105.99円、104.96円。RSIは43と上昇ラインと50を割り込み売りに転じている。トレンドモメンタムは買いを継続しているが、波形は売りに転換する可能性が高くなっている。トータルの判断は、売り。105.95~00円を割り込むと続落の可能性。
●ユーロドル
ユーロドルは、ドル全面安の転換から、1.49台を維持できず、強さはあまり感じられない。1.4800台を維持しているうちはユーロ高センチメントが続き、リスクを考えればオプションを利用した、ユーロコールの買いがベスト。本日は月末で、ECBフィキシング22:15時、ロンドンフィキシング01:00時の決済需要には注意したい。
ユーロドルの4時間チャートは、1.4920を天井に1.4364から上昇が続いている。上値のポイントは、1.4914~21、1.4946、1.4976。下値のポイントは、1.4777、1.4731~42、1.4687、1.4634。RSIは58と横ばいで50以上を維持しているが、弱い下降ラインが続いている。トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、買い。1.4680~90を割り込んだら撤退。
●ポンド円
ポンド円は、ポンドドルが1.9840~1.9950のレンジで激しい上下を繰り返しているが、英国経済の先行き見通しは決して明るくない。米国株がマイナスに転じて終了した影響に、アジア株式市場の動向も弱気になりやすく、ポンド円も売られやすくなっている。もちろん、株価主導の円クロス相場には変わりは無いが、どうも上値が重くなっているように感じられる。
ポンド円の4時間チャートは、210円~214円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、213.47円、213.64円、214.01円、215.17円。下値のポイントは、210.42円、209.35~46円、208.19円、204.60円。RSIは48と長い上昇ラインと50を割り込み、売りになっている。トレンドモメンタムは買いを継続しているが、売りに転換する可能性が高くなっている。トータルの判断は、売り。
●本日の経済指標・その他
06:45 NZ 12月の貿易収支=予想-1.67億NZドル 前回-6.46億NZドル
17:55 独 1月の失業率=予想8.3% 前回8.4%、失業者数=予想-3.8万人 前回-7.8万人
19:00 ユーロ 1月の消費者信頼感=予想-10 前回-9
19:00 ユーロ 1月のサービス業センチメント=予想12.0 前回14.0
19:00 ユーロ 12月の失業率=予想7.1% 前回7.2%
19:00 ユーロ 1月の消費者物価指数・速報=前年比予想3.1% 前回3.1%
19:00 英 1月のgfk消費者信用=-15 前回-14
22:30 カナダ 11月のGDP=前月比予想0.1% 前回0.2%
22:30 米 新規失業保険申請件数(1/27までの週)=予想31.5万件 前回 30.1万件
22:30 米 12月の個人所得・・消費支出 個人所得=前月比予想0.4% 前回0.4%、個人消費支出=前月比予想0.1% 前回1.1%、PCE価格指数=前月比予想 前回0.6%、前年比予想 前回3.6%、コアPCE価格指数=前月比予想0.2% 前回0.2%、 前年比予想=2.2% 前回2.2%
23:45 米 1月のシカゴ購買部協会景気指数=予想52.0 前回52.0
00:00 米 12月の求人広告指数=予想20 前回21
未 定 独 1月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想-0.3% 前回0.5%、前年比予想2.6% 前回2.8%、 HICP前月比予想-0.4% 前回0.7%、HICP前年比予想2.9% 前回3.1%
トルシェECB総裁発言