2008年1月24日 本日の為替戦略
30日のFRB追加利下げはあるのか? 市場の見通しはやや利下げ期待派が多いが、混沌としている。
もし、利下げ継続したら(米経済の先行き不安が強く景気後退を避けるために更なる金利引き下げを実施したら)、昨日は、サウジアラビアも米国に追従して政策金利を0.5%引き下げ3.5%としたが、サウジのインフレ率は6.5%と米国の2%と比較しても、実質金利に大差が生じている。ドルの外貨資産の評価損が拡大するなど、中東諸国や香港など、ドルペック制度を採用している国とのあつれきが深まり、ドル安になりやすい。
株価連動型の為替相場、株安が続くのか? アジア、欧州、米国前半と株価の下落に円高の流れとなったが、終盤の株価回復を見ていると、当面の底値達成とも思えてならない。株価上昇=円売りの流れを、気にしている。特にクロスでは円安が何処まで進むのか見てみたい。
●ドル円
ドル円は、世界的な株価の下落を材料に、105円の節目を試し、逆に大幅に戻す展開となった。目先は105~108円のレンジに入り、株価と金利相場に左右され、30日のFRB再利下げの有無を確認するまでは、押し目買い+戻り売りの両極面を考えなければならないが、昨日の値動きからは、底値が堅くなってきているように感じられてならない。
ドル円の4時間チャートは、一時105円割れまで下落したが、引き続き105~108円のレンジで取り行きが続いている。上値のポイントは、107.03円、107.37円、107.53円、107.95円。下値のポイントは、106.45円、105.88~90円、105.60円、105.37円、104.98円、104.68円。RSIは51と横ばいからやや上向きに変化、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、105円~108円のレンジ。①買い、104.68円を割り込んだら撤退。②売り、108.00円を超えたら撤退。③108円を超えてくれば109.61円までの上昇の可能性が出てくる。
●ユーロドル
ユーロドルは、欧州金融機関の評価損を危惧した売りが続き、過去4年で最低となった、1月のサービス業PMIにも、1.45台を底値に下げ止まり堅調に推移している。今後の米利下げの有無と株価を見守ることが予想され、米国株高=ユーロ高の流れが続きそうで、何処まで上昇できるかを試す動きが予想される。
ユーロドルの4時間チャートは、1.45台を維持し、1.4500~1.4700のレンジで取引されている。上値のポイントは、1.4657、1.4714、1.4746~58。下値のポイントは、1.4580、1.4568~88、1.4498~11。RSIは50と横ばいで、トレンドモメンタムは買いが続いている。トータルのポイントは、買い。①1.4498を割り込んだら撤退。②1.4660を超えたら買いが加速。③1.4500~1.4720のレンジ。
●ポンド円
ポンド円は、BOEの2月と4月の利下観測が続いているが、焦点が米国の利下げの有無と株価に移っているだけに、これ次第で急激な上下と振れやすい展開になることが多い。値幅が大きいだけに、ポジションメークとストップロスの置き場が難しいが、広くは204.37円~211.57円のレンジと考えたい。
ポンド円の4時間チャートは、205円~210円の5円幅での取引が続いている。上値のポイントは、209.44円、209.99円、210.28円、211.57円、212.37円。下値のポイントは、207.64円、206.97円、205.26円、204.69円。204.37円。RSIは49と横ばいが続き、トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、買い。広くは204.37円~211.57円のレンジで上値を試す動きを予想。①205.26円を割り込んだら一時撤退。②押目買いで、204.37円を割り込んだら撤退。
●本日の経済指標・その他
05:00 NZ NZ中銀(RBNZオフィシャル・キャッシュレート)政策金利発表=8.25%の政策金利据え置きを決定。
08:50 日本 11月の全産業活動指数=前月比予想-0.4% 前回1.2%
08:50 日本 12月の通関ベース貿易収支=予想9415億円 前回 +7974億円
18:00 独 1月のIFO景況指数=予想102.2 前回103.0、 現況指数=予想107.2 前回108.1、 先行指数=予想97.6 前回98.2
22:30 米 新規失業保険申請件数(1/20までの週)=予想32.5万件 前回30.1万件
00:00 米 12月の中古住宅販売件数=予想-1.0%・495万件 前回0.4%・500万件