2008年1月17日 本日の為替戦略

非常に値の荒い展開が続いている。市場のセンチメントや思惑が交差していることが要因の一つであるが、基本はドル基調が変化するまでは、大幅なドル買いも難しそうである。それにしても日経平均株価の下落は、株安=円高とはいっても、限界というものがあるのでは・・・。

GBPやCADなどの他の通貨間でクロス取引の動きが波乱含みで、投機筋にとっては楽しみであろうが、どうも方向性が今一つはっきりとしない。

本日のメインイベントは、バーナンキFRB議長の下院予算委員会で証言「米経済の短期的見通し」で、最近の報道では、彼はより頻繁に経済について話をする方針とのこと・・・。前回はサプライズの金融緩和を示唆する発言にドルは急落となったが、今回はその話しがあっても二番煎じ。むしろ、逆ではインパクトが大きい。

米住宅着工件数、フィラデルフィア連銀業況指数は注目したい、その他では、多くの連銀総裁の発言があり、注意したい。

●ドル円
ドル円は、107.90~00円は重要なポイントで、先の安値でもある。この水準を維持できれば再び、ドル売りに戻る可能性が残る。昨日の売りに当面の底値を見た感じもあり、暫くは、押し目がい+戻り売りの両方向を考えたい。

ドル円の4時間チャートは、下降トレンドを上抜けて買いに変化している。上値のポイントは、108.59円、108.92円、109.12円、110.18円。下値のポイントは、105.90円、105.37円、103.77円、103.22円。RSIは37と下降ラインを上抜け上昇に変化している。トレンドモメンタムは売りだが、買いに変化する直前に来ている。トータルの判断は、売り→買いに変化。①押し目買い、107.16円割り込んだら撤退。②108.30~40円で売り、108.59円を超えたら撤退。③106.68円~107.95円のレンジ。

●ユーロドル
ユーロドルは、EURGBP、EURCADが急落。トルシェECB総裁は相変わらずの強きな発言を繰り返しているが、メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁は欧州経済の鈍化とダウンサイドリスクが拡大する可能性を示唆、米経済の影響が欧州にも波及することを意味しているように思える。上値トライが失敗し、これで下げ続けたら、ダブルトップになり、1.38台まで下落するのか、1.5020を超え、1.55まで上昇するのか・・・・ 周囲の意見は二つに分かれている。やや下値警戒感が強い。

ユーロドルの4時間チャートは、下降ラインが続いている。上値のポイントは、1.4694、1.4731~46、1.4756、1.4785。下値のポイントは、1.4596、1.4565、1.4516。RSIは37と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りに変化している。トータルの判断は、売り。①1.4694を上抜けたら撤退。②1.4560~65を割り込んだら売りが加速。③1.4565~1.4700のレンジ。

●ポンド円
ポンド円は、ポジション調整、利食い総出場。英住宅関連の経済指標は非常に悪く、2月の利下げ観測も強く、ポジション調整色の強い動きで、大きな方向性の変化とは思えない。短期的には、買いに流れが変わり、何処まで戻るのかを確かめる動きが続きそうだが、高値では手を出したくない通貨。

ポンド円の4時間チャートは、下降ラインを上抜け上昇に変化している。上値のポイントは、213.46円、214.60円、217.31円。下値のポイントは、210.08~28円、208.89円、208.09円。RSIは39と横ばいで、下降ラインを上抜け買いになり、トレンドモメンタムは買いに変化している。トータルの判断は、買い。①210.08円を割り込んだら撤退。②中期的には214.60円を超えるまでは売りで、戻り売り、214.60円超えたら撤退。

●本日の経済指標・その他
06:45 NZ 第4四半期の消費者物価指数(CPI)=前期比予想1.0% 前回0.5%、 前年比予想3.0% 前回1.8%、
09:30 豪 12月の失業率=予想4.4% 前回4.5%、 新規雇用者数=予想2.0万人 前回5.26万人
13:30 日本 11月の鉱工業生産・確報=予想-1.6% 前回-1.6%、前年比予想2.9% 前回2.9%
13:30 日本 11月の設備稼働率・確報=予想108.5 前回110.2
18:00 ユーロ ECB月例報告
19:00 ユーロ 11月貿易収支=予想55億ユーロ 前回61億ユーロ
19:00 スイス 1月の投資家センチメント=前下比予想 前回-29.7
22:30 米 新規失業保険申請件数(1/13までの週)=予想33.5万件 前回32.2万件
22:30 米 12月の住宅着工件数=予想114万件、前回118.7万件、 許可件数=予想114万件 前回116.2万件
02:00 米 1月のフィラデルフィア連銀業況指数=予想-1.0 前回-1.6
03:00 米 住宅建設業者指数(NAHB)=予想19 前回19
ビアナルト・クリーブランド連銀総裁の講演会「経済見通し、政策当局者の視点」
トルシェECB総裁が討論会に参加
バーナンキFRB議長が下院予算委員会で証言「米経済の短期的見通し」
フィッシャー・ダラス連銀総裁の講演会「2008年の米経済に関する政策優先事項」
ロックハート・アトランタ連銀総裁の講演会「米経済見通し」