2008年1月15日 本日の為替戦略
IBMの第4四半期の利益見通しが強く、米国株は値を上げたが、今週は金融機関の決算発表が続き収益見通しは悪く、米金利引き下げ見通しと合わせ、米シティグループやメリルリンチなど、米国を代表する金融機関は、膨大は資金注入を必要とし、ドル売りの材料は消えそうに無い。ドル円の下落を予想しながらも、ネガティブキャリで長い間、ドル円のショートポジションを維持することは現実的に難しかったが、将来、もし、FRBは3%台まで金利引き下げを実施すると、結構ドル円の売りも楽になる。市場では早ければ3月~4月までこの水準に達するとの見通しも増えている。
ドル円が昨年11月の最安値(円高値)の107.21円を狙う位置まで下落、ドルスイスは11月の最安値(スイス高値)の1.0889を割り込み1.0886と僅かならが最安値を更新している。この2強の動きからも、金融不安のリスクヘッジが続いているように思えてならず、遅かれ早かれ最高安値を更新することを期待したい。
今まで動意の乏しかったユーロドルもようやく買いが始まり、ドル全面安の展開が何処まで続くのか楽しみである。市場センチメントはユーロブル派とベア派が混在していたが、ロイターなどのアンケートでは2008年にユーロドルは1.4と見ている市場参加者は多かった。現実は・・・・? 今日明日のことではないかもしれないが、1.5を超え何処まで上昇するのか楽しみである。
●ドル円
ドル円は、特に円買い材料があるわけではないが、ドル売り材料が多く、結果として円高となっている。円は海外勢のキャリートレードの売られ役で、国内勢では高金利を狙った海外投資の対価で、金利差縮小が為替相場い与える影響は、暫くは重要なテーマでドル円の売り材料となっている。気が早いが長期的には一部で予想されえいるような、100円を割り込むような大幅な円高相場が再来するとは思えない。無いほうにベットしたい。
ドル円の4時間チャートは、107.20円~110.20円のレンジが継続しているが、107.90円を割り込み下降トレンドに入っている。上値のポイントは、108.05円、108.40~47円、109.03~16円。下値のポイントは、107.53円、107.21~29円、105.90円。RSIは下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、売り。①108.40~47円を超えるまでは売りを継続、②107.53円~108.40円のレンジ、③107.20円を割り込むと105.90円までの下げが加速する可能性が高い。
●ユーロドル
ユーロドルは、ユーロ高懸念や景気鈍化の見通しや、中東勢の売りにユーロ買い材料に反応が鈍く、狭いレンジで取引が続いていたが、ようやく上抜けした。この通貨の特性からは続伸の可能性は低いものの、ユーロ買いの流れが再確認された可能性が高く、押し目を狙い、大幅な上昇に結びつくことを期待したい。
ユーロドルの4時間チャートは、1.4750~1.4850のレンジの上限を抜け、新たな上昇が始まっている。上値のポイントは、1.4897、1.4915~20、1.4946、1.4966、1.5020。下値のポイントは、1.4853、1.4819、1.4809、1.4796、1.4738。RSIは67と上昇トレンドが続き、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、買い。①1.4795を割り込むまでは買いを継続。②1.4800~1.5020のレンジ。③1.5020を超えたら買いが加速。
●ポンド円
ポンド円は、ポンドドルが値を戻したものの、ユーロポンドの上昇や、ポンドスイスの売りに、どうしても上値を回復できないでいる。また、金融不安+BOEの利下げ観測=円買いの流れに、ポンド円は続落しているが、NZDJPYやAUDJPYは堅調で、商品価格の上昇の影響を大きく受けている。クロスもこの通貨間の組み合わせが、ポンド円より興味深い。
ポンド円の4時間チャートは、213円~218円のレンジの下値を抜け続落となっている。上値のポイントは、212.00円、212.74~79円、213.46円、214.00~07円。下値のポイントは、210.24~26円、208.09円、207.55円。RSIは38と下降ラインが続き、これを上抜けすると買いに変化しやすくなる。トレンドモメンタムは売りを継続。トータルの判断は、売り。①213.46円を上抜けするまでは売り。②210.26円~212.80円のレンジ、③210.28円を割り込むと売りが加速。
●本日の経済指標・その他
06:00 NZ NZIER business opinion suvey=予想 前回-27
18:30 英 12月の消費者物価指数(CPI・HICP)=前月比予想0.5% 前回0.3%、 前年比予想2.1% 前回2.1%、 RPI(小売物価指数)=前月比0.6% 前回 0.4%、前年比予想4.0% 前回4.3%、小売価格(RPIX)=前月比0.6% 前回0.4% 前年比3.1% 前回3.2%。
17:00 独 2007年の年間GDP=予想2.5% 前回2.9%
19:00 独 1月のZEW景況感調査=予想-40.0 前回-37.2、 現況指数=予想60.0 前回63.5
19:00 ユーロ 1月のZEW景況感調査=予想-37.2 前回 -35.7
22:30 米 12月の生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.2% 前回3.2%、 コア前月比予想0.2% 前回0.4%、コア前年比予想2.0% 前回2.0%
22:30 米 12月の小売売上高=前月比予想0.1% 前回1.2%、除く自動車予想0.1% 前回1.8%
22:30 米 1月のNY銀製造業景気指数=予想10.0 前回10.31
00:00 米 11月の企業在庫=前月比予想0.4% 前回0.1%
英 12月のRICS住宅価格バランス=予想-45.0% 前回-40.6%
日銀支店長会議
イングランド銀行ポンドの資金供給を実施
ジョーダンスイス中銀理事の発言