2007年12月23日 今週の為替戦略

※今年も残すところ1週間となりましたが、クリスマス休暇や年末年始には、世界中の多くの市場が休場となり為替取引がなくなる時期でもあります。そのため、12月24日(月曜日)、12月25日(火曜日)、12月31日(月曜日)、1月1日(火曜日)には、「本日の為替戦略、海外為替市場」をお休みさせていただきます。

***ポイント***

為替の方向性は、上昇、下降、持ち合いの3タイプがあるように、取引の選択肢も、買い、売り、様子見の3タイプがある。今週は為替取引ができるのは実質的に2日間だけで、1年は365日、このうち為替取引可能日は約200日、一年は長く2/200日を休むも相場。

先週末クリスマス休暇直前のぎりぎりになり、欧米中銀の緊急流動性供給の影響でLIBOR金利は急低下し、オイルマネーやアジア各国の資金が欧米金融機関へ向かい、クレジットリスクも低下し、為替相場も安定を取り戻し、今週も金融不安を懸念することなく比較的安心して過ごせそうである。

実質的に今週は27日(木曜日)、28日(金曜日)の2日間で取引が終了するが、今年も当てはまるかは不確実ながら、過去において予想外の大相場となり、一方向に動ことが多くなる時期でも有る。結果として順張り相場になりやすく、逆張り相場はリスクが高くなる。つまり、タートルズがタートルズ・スープを飲むことが多くなる。

●ドル円
ドル円は、先週末クリスマス休暇直前のぎりぎりになり、欧米中銀の緊急流動性供給の影響でLIBOR金利は急低下し、オイルマネーやアジア各国の資金が欧米金融機関へ向かい、クレジットリスクも低下し、円売りの流れとなった。来年は別として、今週の相場への影響は避けられず、時期が時期だけに、市場参加者が取引をするかしないかは別として、上値を試して見たくなる。

ドル円のWeeklyチャートは、上昇トレンドの上限でかろうじて上げ止まっている。上値のポイントは、114.31円、115.50円、116.13円、117.43円、117.93円。下値のポイントは、113.10円、112.72円、111.58円、111.31円、110.30円。RSIは38と下降ラインを維持し横ばいとなっており、これを上抜けしたら買いに転換するか、トレンドの有る下落相場が続くのか見極めが必要。トレンドモメンタムは売りを継続。トレンドラインの上限を上抜けし、114.31円をDailyのクローズベースで上抜けしたら、ドル買いが確認され117円台までの上昇の可能性が高くなる。逆に失敗したら、111円~114円のレンジに逆戻り。トータルの判断は、まづ、上値を試してみたい。

●ユーロドル
ユーロドルは、年末のリパトリの影響やポジション調整に何処まで値を下げるか心配したが、先週は5営業日に渡り何とか1.43台を維持したことで、安心感が強まっている。また、週足のローソク足チャートでは、始値・終値が同じで上下に髭が出た相場で、転換サインが出ており、上値を試す可能性が高くなっている。例年この時期は一方向に大きく動くことが多く、逆張り手法が難しくなりやすい。

ユーロドルのWeeklyチャートは、上昇トレンドを維持し、ラインの中間から上限の間で取引が続いている。上値のポイントは、1.4489、1.4570、1.4602。下値のポイントは、1.4376、1.4352、1.4317、1.4014。RSIは上昇ラインを維持し手いるが、63とやや値を下げ、これを割り込むと長い下落へ繋がる。トレンドモメンタムは買いを継続しているが、やや数値が下げ始め相場の流れが大きく変わっている可能性も残る。トータルの判断は、1.4317~1.4570のレンジで取引を予想するが、1.4300を割り込むと続落の可能性が強まり、1.4570を超えられなければ、再び下値を試す動きになりやすく、1.46台まで回復できれば、暫くはユーロ買いの相場が続きそうである。

●ポンド円
ポンド円は、ポンドドルの激しい下落も、過去2日間1.9810近辺を底値に何とか下げ止まり、ドル円の上昇と合わせ、ポンド円の急落の懸念が薄らいでいる。年末の特殊的な要因からなのかは、判断できないが、とりあえずはポンド円も長くレンジ相場に入り急落の可能性が薄らいでいることは間違いないが、相場の本質を見極めるには暫く時間がかかりそうである。

ポンド円のWeeklyチャートは、弱い下落トレンドに入りながらも、221~230円のレンジで取引されている。上値のポイントは、226.23円、230.23円、231.44円。下値のポイントは、225.08円、222.84円、221.71円。RSIは38と下降トレンドを維持し、これを上抜けできたら買いに転換する可能性が出てくる。トレンドモメンタムは売りを継続。トータルの判断は、引き続き221~230円のレンジ相場で取引される可能性が高いが、やや上値リスクが強まっている。