2007年12月26日 24日~25日の為替市場

12月24日は日本と一部の海外市場が休場、25日は日本を除く海外主要市場が休場となり、超閑散な取引となったが、その中でドルの上昇と円とポンドの弱さが目立った。24日には米メリルリンチがシンガポール・テマセクホールディングズから44億ドルの資金を受けることが発表され、株価上昇=円売りの流れが加速、ドル円は114.49円(24日)まで上昇、英ホームトラック住宅価格が前月比0.3%と、2005年1月来の低水準となり、ポンドドルは1.9699(25日)まで下落している。

●ドル円
24日 アジア市場=始値114.12円 高値114.19円 安値113.99円、
   海外市場=始値114.15円 高値114.49円、安値114.06円、終値114.27円
25日 アジア市場=始値114.30円 高値114.33円 安値113.94円、
   海外市場=終値114.12円

●ユーロドル
24日 アジア市場=始値1.4375 高値1.4389 安値1.4391
   海外市場=始値1.4384 高値1.4415 安値1.4379 終値1.4393
25日 アジア市場=始値1.4395 高値1.4397 安値1.4391 
   海外市場=終値1.4390

●ユーロ円
24日 アジア市場=始値164.04円 高値164.20円、安値163.76円
   海外市場=始値164.16円 高値164.91円、安値164.00円 終値164.46円
25日 アジア市場=始値164.49円 高値164.55円 安値164.01円
   海外市場=終値164.22円。

●主な経済指標の結果 
24日 英 12月のホームトラック住宅価格=前月比0.3%→2005年1月来の低水準、前年比3.0%→2006年5月来の低水準。

●昨日の主な発言その他
24日 米国・カナダ
◎クライスラー(WSJ)=深刻な資金ひっ迫に陥っており、調達のため資産売却を急いでいる。
◎ジョンソンIMF主席エコノミスト(独紙)=米国の成長率見通し1.9%、欧州の見通し2.1%維持できない。10月に経済成長率見通しを引き下げた後も、悪い材料が新たに出ているため、来年1月に新たな見通しを発表。米サブプライム住宅ローン問題が欧州経済にどの程度波及するのかについてはこれから見極める必要がある。ユーロ高が欧州のさらなる重しになっている。ドルは依然過大評価されており一段と下落する必要がある。ドル下落は世界の不均衡是正に役立つ。
◎米メリルリンチ=シンガポール・テマセクホールディングズから最大62億ドルの資金を私募形式で出資を受ける→ 米国株上昇。
◎米メリルリンチ=ミドルマーケット向けの融資部門(メリルリンチ・キャピタル)の大半をGEキャピタルに売却。


24日 欧州・英国
◎ブランチフラワー英中銀政策委員(英紙)=英賃金圧力、落ち着いた状態が続く。
◎トリシェECB総裁(FT)=ユーロ圏のインフレリスクは上向き、経済成長へのリスクは下向き。高インフレが金触れ期待を一段と高め物価の上昇がスパイラルに引き起こすことは避けたい。英米の利下げに影響されることなく、インフレ抑制に焦点を置き続ける。
◎スイス銀行監督当局=UBSの巨額損失を調査。

24日 日本・その他
◎サウジアラビア(FT紙)=9,000億ドルを超える規模のソブリン・ウェルス・ファンド(政府系ファンド)の設立を計画、世界最大の政府系ファンドになる。

25日 日本・その他
◎ベトナム中銀=対ドル相場の変動幅を0.5%→0.75%に拡大。
◎ロシア財務省当局者=1510億ドル超のガス基金の資産を全てソブリン債に投資する方針。
◎中国人民元=人民元が対ドルで上昇、7.3297(前日7.3475)切上げ後の最高値を更新、人民高加速の兆候。
◎楼継偉中国投資有限責任公司会長=中国政府が、中国農業銀行と国家開発銀行への資本注入を実施し、両行の資本再編を進める。